夢見た200km/hの世界 キャッチコピーは「未体験ゾーンへ」 衝撃デビューを果たした 初代ソアラ 2

ソアラの衝撃は自動車雑誌に携わっていた人種のほうが、むしろ大きかった。何しろ谷田部などのコースで、実際に2.8GTが200㎞/hの壁を越える現場に居合わせたのだから。

「未体験ゾーン」は200㎞/hの世界だけではない。強力なエンジンを搭載するにもかかわらず、マイルドでありながら芯のある乗り心地、クラウン以上の豪華装備、エレクトロニクス時代の到来を実感させた各種デジタルメーター&インジケーター。何しろソアラに乗れば、クルマで味わえるほとんどのことが可能と思わせるほど、従来にはない価値感の連続だった。

 だが、初代は非常に高価だった。それに日本人の所得も低かった。ソアラが街にあふれるには、2代目20の登場を待たねばならなかった。



80年代当時、高級車の内装には、なぜかエンジ系の色使いが多かった。最上級GTリミテッドには写真のような革張りスポーツシートが標準装備された。



ウッドステアリングに変更されているが、本来ならここにはオートドライブのスイッチが配置されていた。その向こうに見えるデジタルメーターが眩しい。


SPECIFICATIONS
82年式ソアラ2800GTリミテッド(E-MZ11型)
全長×全幅×全高(mm) 4675×1695×1360
ホイールベース(mm) 2660
トレッド前/後(mm) 1440/1450
最低地上高(mm) 165
車両重量(kg) 1315
乗車定員 5名
最小回転半径(m) 5.5
エンジン型式 5M-GEU型  
エンジン種類 直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 2759
ボア×ストローク(mm) 83×85
圧縮比 8.8:1
最高出力(ps/rpm) 170/5600
最大トルク(kg-m/rpm) 24.0/4400
変速機 1速2.452/2速1.452/3速1.000/
4速0.688/後退2.212
最終減速比 3.727
ステアリング形式 パワーアシスト付ラック&ピニオン式
サスペンション前 ストラット式
サスペンション後 セミトレーリングアーム式
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ前/後 205/60R15 89H(ピレリP6)
発売当時価格 361.5円

ハチマルヒーロー 2009年 05月号 vol.11(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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