L18型改2Lフルチューン チューニングカー臭さを感じさせないカリフォルニア流ワゴン カスタム 日産 510 ブルバードの世界 3

ワゴンの方はさらにハードだ。もともとL14型の吸排気チューンが載っていたが、パワー不足は否めずL18型の吸排気チューンユニットへと換装。しかしチューニングの味を知ってしまったオーナーは、ここからさらにL18型改の2Lフルチューン仕様へとエンジンをグレードアップ。このハイパワーエンジンに合わせて足回り、ブレーキ等もアップグレードし、ミッションも5速MTへと換装した。
 こうしてホットなクルマとなった2台の510だが、外観上からはこれ見よがしなチューニングカー臭さがしないのもポイント。これこそが、「ハーフィーズ」流のさじ加減なのだろう。



リアバンパー、ナンバー灯、サイドマーカー、エンブレムなどを交換し、外観上は北米仕様となっているワゴン。こうした国産旧車の北米仕様化は「ハーフィーズ」の得意メニューでもある。ホイールのチョイスやドアミラー化など、全体的にアメリカっぽさを意識した仕上がりだ。ワゴンボディとはいえ、L18型改フルチューンエンジンを搭載し、その走りはかなりのもの。車高も低めで決めている。



チューニングカーらしく、追加メーターを配したインテリア。



前席はヘッドレストレス仕様にリメイクした。


MSDは助手席の足元にセットされている。



L18型改2ℓ仕様となったエンジン。



キャブはOERのφ45㎜を使用する。



エキマニはリフレッシュ60のステンレス製φ48㎜。


点火系はマロリーのフルトラデスビとMSDイグニッションで強化している。



マスターシリンダーのキャップはビレット製の洒落た物に交換済み。



ワゴンのリーフサスもしっかりと強化されている。



BREのレースカーを彷彿とさせるデザインを持つリブレホイールは、510にベストマッチ。


掲載:ノスタルジックスピード 2013年7月 Vol.001 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Takayoshi Suzuki/鈴木貴義 photo:Koremoto Nobutaka/是本信高

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