日本の旧車にカリフォルニアの風を吹き込むカスタマイズテクニック カスタム 日産 510 ブルバードの世界 2

外観はストック風でまとめながらもエンジンはそれなりのチューンユニットを搭載。セダンの方は初期型ということもあり、オリジナルのエンジンは非力なL13型だったので、思い切ってL20B型に換装。吸排気チューンや点火系強化も行い、コラムミッションはフロアの5速MTに載せ換えられた。



貴重な初期型をベースにセンス良くカスタムされた1台。赤と青の2色使いのグリルエンブレムや、真ん中に向かって動く通称「ケンカワイパー」は初期型のみが持つディテール。ボディカラーは純正色のアイスランドグレーメタリックで、この初期型セダンボディに良く似合っている。太すぎないタイヤとマイルドなローダウンで足元を決め、無闇に「速さ」をアピールしていないところがニクイ1台。



5速MT換装に伴いコラムシフトはフロア化。コンソールには追加メーターを設備。



メーターは純正オリジナル。



前後シートはクッションの厚い中期型へと交換。



オリジナルのL13型から換装されたL20B型エンジン。


キャブはソレックスφ44㎜。


点火系はマロリーのフルトラデスビ、サミット製コイルで強化し、ストレスのない走りを楽しめる。



フジツボのタコ足&マフラーで排気系もグレードアップしている。


ホイールは14インチのコスミック・マーク3。キャストで一体成型されたセンタースピナー風のデザインが珍しい。前後とも5.5J×14を装着。


掲載:ノスタルジックスピード 2013年7月 Vol.001 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Takayoshi Suzuki/鈴木貴義 photo:Koremoto Nobutaka/是本信高

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