「羊の皮を被った狼」の再現! 4連スロットルをHKS Fコン Vプロで制御 DR30 スカイライン RS 3

この4ドアボディにホットなエンジンという発想は、初代の4ドアGT-Rを彷彿させるコンセプトであり、まさに「羊の皮を被った狼」の再現。


FJ20型を象徴する赤いカムカバーは、新品で持っていた初期型用を装着。エスコート製ピストン等を組み込み、排気量は2080ccへとアップ。RB型用のダイレクトイグニッションで点火系も強化済みだ。スロットルボディはTWM製を使用。ポート角度に合わせた角度の立った配置がなかなかレーシーだ。

スカイラインRSは、4気筒搭載車だったが故に「GT-R」の名前を授けられなかったという話があるが、このDR30は初代GT-Rのスピリットを継承していると考えることもできる。


エンジンを制御するFコンVプロは、助手席の足元に配置。

「見た目はノーマルで、中身はカリカリ」。4ドアスカイラインには、こういう楽しみ方があることを教えてくれる1台だ。


ホイールは16インチのSSR製ハセミS5。フロントが7J、リアが8Jというサイズだ。独特の5スポーク形状でDR30ともベストマッチだが、いまや貴重なホイールでもある。


掲載:ノスタルジックスピード 2013年7月 Vol.001 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:TAKAYOSHI SUZUKI/鈴木貴義 photo:MAKOTO INOUE/井上誠

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