DR30 スカイライン RS ばかりを3台乗り継いだオーナーが、4台目にフルノーマルの無改造車を選んだ理由とは? DR30 スカイライン RS 1

オリジナルを損なうことなくセンスよく仕上げられたスカイラインRS

このDR30のオーナーは、DR30ばかりを3台も乗り継いできた、根っからのスカイライン党。入手するたびにモディファイを施し、スカイラインライフを楽しんでいたが、そんなカーライフを一区切りしようと、一旦DR30から離れることにした。それから10年以上経過したある日、旧車専門店「美光ワークス」にて、ぽつんと置かれた4ドアのDR30を発見。


フロントスポイラーは、ターボ用の吸気ダクトが付いた2000インタークーラーターボRS・Xの物へと交換。DR30を知り尽くしたオーナーならではのチョイスだ。サーキット走行用に、ノーマル風のルックを崩すことなく牽引フックを装備。

あまり良い程度ではなかったが、フルノーマルの無改造車でサビも少なく、ワンオーナー車という履歴の良さもあって、オーナーは久々にDR30の購入を決意する。



「見た目はノーマル」がコンセプトだが、ボディサイドにはこのクルマの素性が分かるちょっとしたお遊びが施してある。

 いままで散々改造車に乗ってきた経験から、つぎに買うDR30は未改造車と決めていた。すでに改造されたクルマでは、その車体の正確なコンディションの把握が難しく、その後のチューニングにも影響すると考えたからだ。


牽引フックは前後共にワンオフした。

だからクルマとして素に近い未改造車で、なおかつ人気のないNAエンジン搭載車の4ドアということで価格も安かったこのDR30は、服部さんの4台目の愛車となる条件をすべて満たしていたのだ。



マフラーは「主治医」である久松さんが手掛けたワンオフ製作したもの。オールステンレス製で、吸排気チューンが施されたFJ20型の快音がここから奏でられる。

掲載:ノスタルジックスピード 2013年7月 Vol.001 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:TAKAYOSHI SUZUKI/鈴木貴義 photo:MAKOTO INOUE/井上誠

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