3.8L時代のシリーズ1最終型 ジャガーEタイプ 2

時代を語る極上のEタイプ


 今回の「輸入車版懐古的勇士」にご登場いただいたEタイプは、64年型。つまり3.8L時代のシリーズ1最終型で、「フラットフロア」と呼ばれる最初期型よりも、足元スペースが若干広められているのが特徴。

 左ハンドル仕様なのは、当時の英国政府の輸出重視政策にのっとり、Eタイプもその大部分がアメリカなどの右側通行国に輸出されたから。新車さながら、あるいはそれ以上に美しいコンディションも相まって、ある意味この時代の英国製スポーツカーがもたらした時代感を、最も明快かつ魅力的に示してくれる1台ともいえるだろう。 

インパネ
最初期型の3.8L時代のみは、ダッシュパネル中央とコンソールにアルミパネルが貼り込まれるが、4.2時代になると、内装色と同じカラーのビニールレザーに変更されることになる。

シート
おむすび形のバックレストを持つ美しい形状のバケットシートも、最新のFタイプに踏襲された意匠の1つ。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2013年10月号 Vol.160(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Hiromi Takeda/武田公実 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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