完成まで7年。20代の大半を費やしレストアを完遂 69年式 マツダ コスモスポーツ 2

こうした作業に20代の大半を費やし、完成まで約7年の歳月をかけることになった。レストアに協力してくれた人たちと作ったクラブも長い年月の間に瓦解し、一緒に走る機会もないまま消滅してしまった。そんな寂しさの中でコスモスポーツは完成した。

ようやく完成したコスモスポーツだったが、しばらくするとボディもエンジンも不調を訴えるようになる。自分で直すことに限界を感じていたころ出会ったのがコスモスポーツ専門店ガレージスターフィールドの星野仙治さんだった。

知り合いの紹介で参加したコスモスポーツオーナーズクラブで、里見さんのクルマを「ナンバー曲がってますね」と言って直し始めた星野さん。その人あたりの良さとフットワークの軽さに信頼できるものを感じ、まずは車検を頼むことに。驚くのはここからだった。

料金があまりかからない不良箇所は指摘しなくてもどんどん直してくれる。時間と手間もかかる不良個所については的確に指摘した上で完全に直るまでの手段を提案してくれる。

このような対応を見てますます信頼を深めた里見さんは完全に任せてみようと決意。再度のレストアを敢行する。


硬派なスポーツカー然としたパネル。時計やラジオなどが搭載されており、実用性も十分に備わっている。



シフトノブは型作りを仕事にしている鉄工所の友人が作成。



車体は後期型だが、前期型のヘッドレストの無いシートを搭載。前後期にこだわらず程度の良いパーツを優先するという姿勢のためだ。



トランクルームの奥の黒い物体は燃料タンク。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年 04月号 vol.144(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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