カリフォルニアでのJCCSにおいて、ベスト・オブ・ショーを獲得!|My story with【4】1969年式 スバル 360 スーパーデラックス (北米仕様)

JCCSではベスト・オブ・ショーとベスト・レアカーを同時獲得

       
「てんとう虫」の愛称で親しまれたスバル360が北米大陸でも発売されていたことは、あまり知られていない。
2018年に生誕60周年を迎えるこの「てんとう虫」と、彼の地で出合い、心を奪われ、ついにはフルレストアまで敢行した男の物語をお届けしよう。

【海を渡ったてんとう虫に心を奪われた男の物語 1969年型 スバル 360 スーパーデラックス (北米仕様) Vol.4】

【3】から続く

 そうして細かなところまで妥協を許さず完成させたスバル360。9月23日にカリフォルニア州ロングビーチで開催されたJCCS(ジャパニーズ・クラシック・カー・ショー)でお披露目のときを迎えた。約9カ月の期間をかけてフルレストアされた安宅さんのスバル360は、見事にベスト・オブ・ショーを獲得したのである。
「JCCSでの出展をゴールにしてがんばってきたので、苦労が報われました(笑)。再生することができた部品が、日米のオーナーさんの役に立ったらうれしいです」と語る安宅さん。持ち前の発想力と並外れた行動力で大きな仕事を成し遂げ、頬も緩む。その功績は、きっと日本のスバル360ファンの手に届き、そして心にも響くに違いない。


>>【画像47枚】部品が取り除かれきれいに塗装されたフロアなど。仕上がりに違いが出る




>> 知人の日本人オーナーが18年間ガレージ保管していた車両を購入し、フルレストアがスタート。





>> すべての部品を丁寧に取り外し、部品ごとレストアを実施。





>> 左右異なるリアルーバーのメッシュもリプロダクトして装着。






>> 塗装もプロに依頼するが、仕上がり状況は安宅さんが逐一チェック。






>> 今回のプロジェクトで再生産された部品は、名古屋市守山区の『ガレージプレアデス』(www.subaru360.net)でも取り扱い中だ。




>> ダットサンのレストアラーとしても有名な、『JDMカーパーツ』の安宅Jay二弥さん。ASE(全米整備協会)公認整備士でもある。困難なフルレストアをわずか9カ月で実現。



初出:ノスタルジックヒーロー 2018年2月号 Vol.185
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1969年型 スバル 360 スーパーデラックス (北米仕様)(全4記事)

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【1】【2】【3】から続く

text : HIDEAKI KATAOKA/片岡英明  PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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