フロア下までキレイに塗装!|L型なのにGT-R!? 最高のパフォーマンスを求め 究極の姿に変貌を遂げた一台 3

エンブレムなどはすべてGT-R仕様になっているので、外観からはGTであることに気づくことがない。走りにおいても、最高レベルに達している。

スカイライン2000GTのGT-R仕様を造るにあたって、オーナーの木村さんが一番苦労した部分が足回りだったという。

 サスペンションはピロアッパーマウント付き車高調を組み込んでいるのだが、注目はブレーキ。リアのディスク化に苦労したという。
 フロントにはR32タイプMを加工して装着。リアはS13シルビアのキャリパー、DR30スカイラインのローターを組み合わせている。



フロントのブレーキキャリパーはタイプMを加工して装着。サスペンションはピロアッパーマウント付き車高調整式。スプリングにはバネレート8Kの直巻きを選択した。



S13シルビアのキャリパーにDR30スカイラインのローターを組み合わせたリアディスクブレーキ。



R200デフにレース用フィンカバー。




 最初に乗ったハコスカの程度がよくなかったことから、新たなクルマを造るからには、とボディフィニッシュにもこだわった。

 リフトであげると確認できるフロア下、タイヤハウス内側なども、ボディと同じレベルの塗装で仕上げられている。
 これは、裏側からも塗れるホワイトボディからでないとできない芸当。あえて施したこだわりの塗装でもあった。

 ウインドーはGT-R用のガラスが全面にはめ込まれている。GT-R用は曇りのない、クリアなガラスを採用しているのが特徴。
 本物のGT-Rでさえ、クリアガラスを装着した現存車が少なく、ぜいたくな選択といえる。

 こだわりのGT-R仕様は2年を経て完成したが、完成度の高さ、最大限に引き出されたポテンシャルなど、結果としては「GT-R」以上に「R」らしいクルマといえるかもしれない。




ダットサン・コンペステアリングは当時もの。ホーンボタンはGT-R純正品を装着した。ダッシュボードのアッパーパッドは新品が出てきたという。



レッドゾーン7500rpm〜10000rpmのタコメーターに交換されている。メーター類はセンターコンソール上部に3連メーターが追加装着された。




シートはGT-R純正風のバケットシート。形状は純正そのものだが、ヘッドレストの高さが少し低くなっている。室内にはロールケージが張り巡らされ、ボディの剛性を上げている。



荷物を積むのもはばかられる美しい仕上がりのトランクルーム。燃料ポンプはパワーアップしたエンジンに追いつかないのでツインポンプ化された。




■SPEC
スカイラインHT 2000GT(PGC10型)
●全長4330mm●全幅1595mm●全高1375mm●ホイールベース2570mm●トレッド前/後1325mm/1320mm●最低地上高170mm●室内長1655mm●室内幅1325mm●室内高1110mm●車両重量1080㎏●乗車定員5名●最高速度175㎞/h●登坂能力sinθ0.59●最小回転半径5.2m●エンジン型式L20型●エンジン種類水冷直列6気筒OHC●総排気量1998cc●ボア×ストローク78.0×69.7mm●圧縮比9.5:1●最高出力120ps/6000rpm●最大トルク17.0㎏-m/4000rpm●変速比1速3.549/2速2.197/3速1.420/4速1.000/後退3.164●最終減速比3.900●燃料タンク容量50リットル●ステアリング形式リサーキュレーティングボール●サスペンション前/後ストラット/セミトレーリングアーム●ブレーキ前/後ディスク/リーディングトレーリング●タイヤ前後とも6.45S14-4PR●発売当時価格89.5万円

photo:Hirotaka Minai/南井浩孝

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