BBSとPORSCHE、ホットモデルの共演。 BBS FI-R × ポルシェ 911 GT3 RS

       

すべてが高品質、高性能なBBSジャパン製ホイールの中でも、より極限まで攻めた、まるでポルシェ製のホットモデルのような存在。
BBS FI-Rはだからこそ、911 GT3 RSのような激辛モデルと調和する。


【画像7枚】ポルシェ911 GT3 RSに装着されたBBS FI-R

ポルシェ純正を超えていく存在。

昔からポルシェとBBSとの関係性は海よりも深い。911の空冷時代では、足もとをBBS固有のクロススポークで固めたレーシングカーが暴れまわった。その後、時代を経ても事あるたびにBBSがポルシェを支えた。近年では、991型GT3 RSやGT2 RSなどホットモデルにオプションで用意されるマグネシウム製ホイールはBBSジャパン製だった。

そうした意味で、今回、目の前に現れたのはまさに究極のコラボだった。このGT3 RSに組み合わされたのはFI‐Rだった。近年、BBSが推進する5つのクロススポークを表現しながら、そのトップモデルであるRI‐Dとは少し方向性を違えたもの。超超ジュラルミン鍛造製法をストロングポイントとしたRI‐Dに対して、FI‐Rはその造形を熟成されたアルミニウム鍛造に置き換え、造形やマッチングを、ある一定の範囲で車種別専用に絞り込むことで成立させたモデルだ。

各スポークは極限までシェイプされ、さらに随所には穴あけ加工が施されている。モータースポーツのエンジニアリングを取り入れて、極限まで強度と剛性を追い求め、それと相反する軽量性能までを両立させるアプローチだ。単なる軽量ホイールではなく、高出力化の著しい昨今のハイパフォーマンスカーを受け止め、全開で縁石を踏み抜ける信頼耐久性を第一とする。

この方向性に対してBBSは、これをピュアスポーツホイールだと括り、無駄を廃した究極の機能美が宿ると断言する。それはポルシェがロードゴーイングの究極的なホットモデルとして用意したGT3 RSとそっくりだ。だからこそ、両者は不思議な一体感を持って、互いに手を取り合っていた。

>>まるで地面にへばりつくように走るのは911 GT3 RS固有の性能か、さらにMRコイルオーバーキットのマジックか。そこにマッチングするのがBBS FI-Rだ。軽量かつ高剛性なホイールは出力性能を余すところなく推進力に変え、タイヤの性能を引き出す一助となる。



photo:中島仁菜 Nakajima Nina  text:中三川大地 Nakamigawa Daichi

RECOMMENDED

RELATED

RANKING