改良はエンジンだけでなくサスペンションやミッション、デフにも及んだ! 日産フェアレディZ 2by2 200ZR-Ⅱ Tバールーフ Z31 2

そのハイパワーを受け止めるために、サスペンションも大幅にチューニングが施された。
既存の「スーパーキャパシティサスペンション」は、バネレートおよびショックアブソーバーの減衰力を高めに設定。さらにサスペンションジオメトリーを見直すなど、徹底的に煮詰め直されたのだ。

 また、改良はミッションやデフといったパワートレーンにも及び、クロスレシオのミッションとローギアードのファイナルギアを組み合わせることで、鋭い加速性能と豪快な走りを手に入れた。そしてLSDを標準装備し、パワーを路面に確実に伝えられるようになった。

 こうして、エンジン、サスペンション、駆動系とトータルでパフォーマンスアップが図られたわけだが、追加された翌年にはマイナーチェンジが行われ、前期の200ZRは結果的に約1年しか販売されなかった。しかし、5速MTの設定しかないほどスポーツ性を重視したスポーツグレードは、GTカー的なキャラクターが強かったZ31を、見ごとスポーツカーへと転身させることに成功したのだ。

ホイールはボルクレーシングのTE37V。セットされるタイヤはヨコハマ アドバンスポーツで、前235/45R17、後245/45R17。なおVG型搭載車のホイールは3Lが5穴、2Lは4穴だったが、200ZRは5穴となる。




インタークーラーを冷やすために走行風を取り入れるボンネット上のエアインテーク。後期では小型のダクトに改められた。



純正が腐食してしまったため、マフラーは柿本改を装着する。




ヘッドライトは、セミリトラクタブルの「パラレルライジングヘッドランプ」を採用。



雨漏りのトラブルが聞かれるTバールーフだが、この個体はモールを全て交換済みなのでそのようなトラブルは皆無。なおZR-ⅡはTバールーフ付き、ZR-Ⅰはノーマルルーフとなる。






掲載:ハチマルヒーロー 2013年 11月号 vol.23(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖

RECOMMENDED

RELATED

RANKING