スターロードが製作したスタイリッシュなバンパーレススタイルのS30Z  1

       
「旧車=乗りにくい」というイメージがつきまとう。
ところが旧車の魅力はそのままに、現代のクルマ事情に合わせた性能と快適性を兼ね備えたS30Zが登場。

それがスターロードが製作した1台だ。

スタイリッシュなバンパーレススタイルにより、さらにエキゾチックな魅力が高まった。


「安心して乗れる旧車」をモットーに、オリジナルの良さはそのまま、新車時を上回る性能や快適さを兼ね備えた旧車を製作するスターロード。これまでも数々のS30Zを手がけてきたが、USグリルに満足できず、オリジナルグリルの製作を機に、バンパーレススタイルを手がけることになった。

 オリジナルグリルの製作にあたっては、アルミ製やステンレスの角パイプなどで、何度も試作を繰り返したが、満足できる仕上がりにならなかった。そこで、ステンレスの板から「コ」の字状の部材を作り組み合わせている。しかも、中央部が尖った「く」の字状の角度、さらにボンネットとグリル下部で斜めになる角度がポイントで、ほんのちょっとでも角度が違うと、とたんにダサくなってしまうらしい。

何度も試作する中で、S30Zのベストな角度を見つけたのだという。



セミレストアながら、レッドパールのボディは完璧なプロポーションに仕上げられていて、注目の的だ。



240ZGと同じ形状のカーボン製オーバーフェンダーを前後に装着してワイド化。


こだわりのビッググリルは、バンパー下まですき間なく絶妙なアングルで製作。
10段のバーはステンレス板から「コ」の字状に製作されたものだ。
バンパーレスによるボディの凹みは、サイドカバーで一体化。今後さらに細部が煮詰められる予定。




掲載:ノスタルジックスピード 2013年7月 Vol.001 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo:Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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