空冷エンジンの楽しみ方【パブリカ+ヨタハチトレーラー】パブリカ以上にイベント会場で注目を集めるヨタハチトレーラー

パブリカとヨタハチのテール・ツー・ノーズ

       

空冷エンジンの楽しみ方

日本の国民的ファミリーカーとして、広く愛されてきたパブリカをベースにモディファイ。
今のクルマにはない個性的なスタイルはそのまま、排気量アップ&点火系の見直しでエンジンを適度にパワーアップ。
パイピングやパーツレイアウトにこだわった作り込みで、独特の美しいエンジンルームを実現。
さらに、ヨタハチのボディを大胆にカットしたトレーラーを製作。
仲間と出かけるドライブや旧車ミーティングの会場では、大注目を集めている!

【パブリカ+ヨタハチトレーラー】

 このパブリカ以上にイベント会場で注目を集めるのが、ヨタハチの後ろ半分を切って作られたトレーラーだ。元々、パーツ取りにされていたヨタハチで、想像通りのボロボロの状態。大手術を施せば、レストアも不可能ではなかったそうだが、シートから前をばっさりカットし、トレーラーとして余生を送らせることにした。トレーラーとはいえ、公道をけん引するためにはナンバーの取得&車検が必要。そのため、パブリカのリアに角材とパイプでフレームを追加し、ヒッチメンバーを装着。ヨタハチは軽自動車用のホーシングをナロー化し、非力なパブリカでもけん引できるように、軽さを重視した作り込みとなっている。

 実際、パブリカがヨタハチを引っ張る姿は、パブリカとヨタハチのテール・ツー・ノーズ状態で、衝撃を受けること間違いなし。ヨタハチを愛してやまないユーザーからは、悲鳴が聞こえてきそうだが、こんな大胆なモディファイを形にしてしまうアイデアと高い技術力は、吉良自動車ならでだ。



>>【画像6枚】後部のみをトレーラー化しているため、ヨタハチがパブリカに突っ込んでいるかのような、不思議なスタイルなど




部品取りにされボロボロだったヨタハチの、シートバック以後のボディを使いトレーラーへと生まれ変わらせた。フロアトンネルにはサイドブレーキをプラス。





パブリカには、このトレーラーを引っ張るためのヒッチメンバーを製作した。





初出:ノスタルジックスピード 2018年11月号 vol.018
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

ヨタハチトレーラー(全1記事)

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text : SHINYA KUSHIURA/串浦愼哉 photo : RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/清水良太郎(フォックス ブックス)

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