ライバルに道をあけることのなかった スカイライン2000ターボGT-E・L 3

ため息が出るほど美しいエンジンルームだが齋藤さんは「自分が考える理想の10%程度。まだまだ磨き足りない」という。




シートを含めインテリア類も当時のまま。その見栄えだけでなく匂いまでが新車同様。旧車を知らない人であれば間違いなく「最近買った新車?」と聞くだろう。



当時の日産車の特徴であるフラットなインパネ。6連メーターは高級車の証しでもあった。



5速マニュアルのほかに3速ATのニッサンマチックが設定されていた。ちなみにETCを付けることさえもオリジナリティーに反すると考えるオーナーはシガーソケットに差し込むタイプを使用。



フロアマットももちろんオリジナルのまま。未使用と思えるほど。



齋藤さんが最も気になっているのがシートベルト解除ボタンの色あせ。これも新車時の色に戻したいという。



エンジンルームではブレーキホースのほか、バッテリーを現在のものに交換。安全に関わる部分では現在の信頼できる部品を使うとのこと。ちなみに当時のバッテリーも青だったためこのバッテリーを選んだ。



サビの原因ともなるボルト類はすべて交換。


日産 スカイライン200ターボGT-E・Lタイプ ハードトップ(E-HGC211)
SPECIFICATIONS

全長4600mm
全幅1625mm
全高1375mm
ホイールベース2615mm
トレッド前/後1370mm/1350mm
最低地上高160mm
室内長1790mm
室内幅1345mm
室内高1105mm
車両重量1210kg
乗員定員5名
登坂能力0.44tanθ
最小回転半径5.2m
エンジン型式L20型
エンジン種類OHC6気筒
総排気量1998cc
ボア×ストローク78×69.7㎜mm
圧縮比7.6
最高出力145ps/5600rpm
最大トルク21.0kg-m/3200rpm
変速比1速3.592 2速2.246 3速1.415 4速1.000 5速0.813 後退3.657
最終減速比4.111
燃料タンク容量60L
ステアリング方式リサーキュレーティングボール式
サスペンション前ストラット式独立懸架/後セミトレーリングアーム式独立懸架
ブレーキ前ディスク/後リーディングトレーリング
タイヤ前185/70SR14/後185/70SR14
発売当時価格165.8万円


ノスタルジックヒーロー Vol.143 ノスタルジックヒーロー2011年 02月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:神村 聖

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