AE86完全攻略シリーズ3|前期トレノ2ドア|リトラのトレノはレビンより25mm長い。では車重は?|1985年式 トヨタ スプリンター トレノ 2ドア 1600GT アペックス Vol.2

この赤系の内装色は前・中期のみに設定。ステアリングとシフトノブはウレタンが標準で、スポーツパッケージ装着車は革巻きとなる。

       

AE86完全攻略シリーズ3 前期トレノ2ドア

これまで本誌ではDR30スカイラインやセドリック&グロリア、GX71マークⅡなど
ハチマル世代を代表するクルマたちを幾度となく取り上げ特集してきた。
だが、ハチロクに関しては絶大な人気を集めているにもかかわらず、深く踏み込んでいない。
そんな本誌が満を持して大特集。総力をあげてハチロクのすべてをお届けする。

【1985年式 トヨタ スプリンター トレノ 2ドア 1600GT アペックス Vol.2】

【1】から続く

 当時の若者があこがれたアイテムだったリトラクタブルヘッドライト。平成に入ると歩行者保護の面から激減し、2000年以降は完全に消滅してしまった。

 人々のあこがれの的となりながらも姿を消したリトラクタブルヘッドライトだが、トレノではひとつのアイデンティティとして浸透しており、今でも多くのファンに愛されている。そして、リトラクタブルヘッドライトによるイメチェンは効果絶大で、よりスペシャリティーカー的な雰囲気も獲得。これは、当時のキャッチコピー「セクシー・トレノ」からも伝わってくるだろう。

 なお、リトラクタブルヘッドライトにしたことで、レビンよりも全長は25mm拡大。その一方で、ライトを可動させるモーターなどによる重量増も懸念されるところだが、カタログ上でのスペックは同じだ。

>>【画像16枚】ボンネットステーのキャッチャーは2種類。取材車のものは新車採用のものだというその形状など



>> 視認性に優れる2眼メーター。タコメーターのレッドゾーンが7700rpmからというのが、高回転型エンジンであることを物語っている。





>> 「LEVIN」のロゴがプリントされている販売店オプションのシートカバーは、オーナー初めての愛車である3ドアのレビンに装着されていたもの。





>> GTアペックスでは、クオータートリム一体デザインのラウンジ式リアシートを採用。左右分割可倒式なので利便性も高い。





>> リアのトノボード上に設置されているのはパイオニアのスピーカー「TS-X8」。これも当時モノで、ハチマル車オーナーたちにはいまだに人気のアイテム。



1985年式 トヨタ スプリンター トレノ 2ドア 1600GT アペックス(AE86)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4205×1625×1335
ホイールベース(mm)  2400
トレッド前/後(mm) 1355 / 1345
車両重量(kg)  925
エンジン型式  4A-GEU型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1587
ボア×ストローク(mm) 81.0×77.0
圧縮比 9.4:1
最高出力(ps / rpm) 130 / 6600
最大トルク(kg-m / rpm) 15.2 / 5200
変速比 1速 3.587 / 2速 2.022 / 3速 1.384 /
4速 1.000 / 5速 0.861 / 後退 3.484
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット / 4リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 185 / 70R13(前後とも)
発売当時価格 159.1万円

【3】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2015年 11月号 vol.32
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1985年式 トヨタ スプリンター トレノ 2ドア 1600GT アペックス(全3記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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