AE86完全攻略シリーズ1|前期レビン2ドア|意のままに操れるハンドリング! 最上級のアペックスでも13インチだったタイヤサイズ| 1983年式 トヨタ カローラ レビン 2ドア 1600GT アペックス Vol.2

ボディカラーがシルバー/ブラックのハイメタル2トーンの場合、内装色はブルー。GTアペックスでも3ドアはデジタルメーターが標準だが、2ドアはアナログが標準でデジタルはオプション扱い。

       

AE86完全攻略シリーズ

これまでハチマルヒーローではDR30スカイラインやセドリック&グロリア、GX71マークⅡなど
ハチマル世代を代表するクルマたちを幾度となく取り上げ特集してきた。
だが、ハチロクに関しては絶大な人気を集めているにもかかわらず、深く踏み込んでいなかった。
そんなハチマルヒーローが満を持して大特集。総力をあげてハチロクのすべてをお届けする。

【 1983年式 トヨタ カローラ レビン 2ドア 1600GT アペックス Vol.2】

【1】から続く

 その基礎となるシャシーは新規に開発したのではなく、先代をアップデートしたもの。セダン系はカローラ/スプリンター初の4輪独立懸架サスペンションを採用したが、レビン/トレノのリアサスペンションは先代と同じ4リンクのままということが、その証拠だ。しかし、その旧式のサスペンションがクセのない走りを生み出していることも事実で、「ドライビングスキルを磨くには最適な1台」と言われるゆえんなのである。

 また、搭載される1.6L DOHCの4A‐G型は自然吸気のため爆発的なパワーはないが、高回転までスムーズに回るフィーリングやリニアなレスポンスが魅力。そして、軽量なボディとクセのないドライブフィールの相乗効果により、ライトウェイトスポーツらしい俊敏な走りと、ドライバーが意のままに操れるハンドリングを実現しているのだ。

>>【画像16枚】前・中期のGTアペックスに標準装備されていた13インチアルミホイールなど



>> フロントシートは、サイドサポート調整機構が付くスポーツシートを採用。GTアペックスにはハイトアジャスターも備わる。





>> 質感の高いラウンジ式リアシートがGTアペックスの特徴。左右分割可倒式だ。





>> GTアペックスのみ前・中期のドアトリムは成形タイプで、運転席/助手席にドアポケットを装備。なお、後期では全グレードフルトリムとなって質感が一気にアップした。


1983年式 トヨタ カローラレビン 2ドア 1600GT アペックス(AE86)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4180×1625×1335
ホイールベース(mm)  2400
トレッド前/後(mm) 1355 / 1345
車両重量(kg)  925
エンジン型式  4A-GEU型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1587
ボア×ストローク(mm) 81.0×77.0
圧縮比 9.4:1
最高出力(ps / rpm) 130 / 6600
最大トルク(kg-m / rpm) 15.2 / 5200
変速比 1速 3.587 / 2速 2.022 / 3速 1.384 /
4速 1.000 / 5速 0.861 / 後退 3.484
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット / 4リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 185 / 70R13(前後とも)
発売当時価格 152.3万円


【3】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2015年 11月号 vol.32
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1983年式 トヨタ カローラ レビン 2ドア 1600GT アペックス(全3記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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