西部警察|マシンRS|鉄仮面がベースで前期フェイスにコンバート|DR30 日産 スカイライン 2000RS Vol.2

機動車両のニューフェイス、マシンRS。

       
隊列を組んだ何十台ものパトカー、猛スピードの追跡、響くスキール音、華麗に宙を舞った後のド派手なクラッシュ、そして爆発、炎上……。
今では考えられないCGなしのアクションはいまだに色褪せない。刑事ドラマ黄金時代のドラマをベース車両とともに紹介する。

【 マシンRS|DR30スカイライン2000RS Vol.2】

【1】から続く

 スーパーZとともに、パートⅡ第15話で初めて登場したマシンRS。サーチライトや赤外線対応ビデオカメラ、走行ナビゲーションシステムにシグナルコントロールと、さまざまな先進機能を搭載してファンの間でも話題となったが、レプリカ車両となると少数。インターネットが一般的になった現代では、RS‐1/2/3の情報は比較的容易に探し出すことができるが、マシンRSの情報は非常に少ないのだ。とはいえ、オーナーは、マシンRSの最初の搭乗者である三浦友和さんが好きだったこともあり、同車両を製作することに決めた。

 オーナーと西部警察の出会いは小学生のころまでさかのぼる。ドラマを毎回食い入るように見て、自宅近くのディーラーにRS‐2が展示されたときには、クルマの前で写真を撮ったほど西部警察が好きだったそうだ。そして、実際にマシンRSを手に入れたいと思い始めたのは、再放送を見てから。さらに、次のページに登場するRS‐3をネットで発見するとその思いはいっそう強いものになり、6年ほど前にこの個体を手に入れた。

 ちなみにこのマシンRS、じつは後期の鉄仮面がベース。購入時に販売店で前期マスクに交換し、エアロクラフトタイプのフロントスポイラーを装着してもらったが、コンディションはあまり良くなかったとか。しかしそれにめげることなく、1年半後には外装を前期仕様にし、その後はADスリーのマッドガードや同タイプのリアスポイラー、ジェネシスのリアアンダースポイラーなどを装着。加えて、エンジンルームや外装をセミレストアし、現在の状態にまで仕上げたそうだ。

>>【画像10枚】マシンRSは自然吸気仕様。コンディションは抜群。今後はオーバーホールを行いたいというエンジンルームなど



インテリアはほとんどノーマルだが、劇中で使用されていたナルディ・クラシックのステアリングを装着。シフトノブもナルディでコーディネートしている。




運転席側Aピラーにはマイクを設置。



OWNER’S VOICE


 マイクに向かって話しかけ、完全に三浦友和さんになりきっているオーナー。現在の愛車とは運命的な出合いだったそうで、「クルマに『買ってくれ』と言われたような気がしたんです」と話す。今後も現在の状態を維持していきたいそうだ。


初出:ハチマルヒーロー 2015年 09月号 vol.31
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

マシンRS・DR30スカイライン2000RS(全2記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : KIYOSHI ICHIKAWA/市川 潔

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