タイヤはダンロップ、ホイールはハヤシ・ストリート。再び手にいれたサバンナをモディファイする|1976年式 マツダ サバンナ GT Vol.3

オーナーにとって、サバンナに履くなら絶対にコレ、というマストな存在。

       
ちょうど50歳を越えた頃、オーナーは、青春まっただ中の一時期を共にした、サバンナGTを再び手に入れた。
当時に思いをはせながら、好きなスタイリングに少しモディファイ。
心の中に、まだ少しヤンチャな自分が残っていることに気づき、気持ちが熱くなる。

【1976年式 マツダ サバンナ GT Vol.3】

【2】から続く

 2005年、オーナーのサバンナバンカスタムは、まずはクルマを裸にし、フルレストアからスタートする。

 月日は流れ、あれから30有余年。あの当時を共に過ごしたサバンナをオーナーは再び手に入れた。初めての時のように、今回も譲ってくれた前オーナーへの感謝の気持ちが絶えないほどの好条件。手頃な価格、親切で丁寧な対応はもちろん、何よりもクルマのコンディションが最高だったのだ。

 サバンナの到着を待って、早々にモディファイを開始する。装着したいパーツや好みのスタイリングが、今もまったく変わっていないから不思議だ。足もとからカスタムをはじめ、タイヤはダンロップ、ホイールはハヤシ・ストリートを履く。フェンダーはたたき出しによるオーバーサイズ加工で、フロント3cm、リア5cmワイド。エアロはウイングタイプをセットする。

>>【画像27枚】ある時はヤンチャに、ある時はジェントルに。シチュエーションに合わせ排気音を切り替えることができる、エキゾーストのサウンドを手元でコントロールするブリッツ製E-ESCシステムなど



手に入れたサバンナは保管状態が良くボディもエンジンも最高のコンディション。「譲ってくれた前オーナーに感謝しています」とオーナー。





キャブは極東製のインマニに、ウエーバーのダンドラ48IDAを装着。タコ足は5ZIGENにオーダーしたワンオフ品だ。





藤田エンジニアリング経由でオーダーした5ZIGENのワンオフマフラー。可変バルブを内蔵。メイン、エンドともにパイプ径はφ50mmだ。



走りに、たたずむ姿に感じたオーラ。 あの頃興じたスタイルをリアルに再現!  


1976年式 マツダ サバンナ GT(S124A)
SPECIFICATIONS 諸元
●エクステリア : ディープパープル全塗装(ムーブカスタム純正色)、前後フェンダーたたきき出し、カーボンボンネット/ミラー、汎用リアウイング、ムーブCLサイドウインカー
●エンジン : 12A型ノーマル
●吸気系 : ウエーバー48IDA(ダウンドラフト)、FET極東製インマニ
●点火系 : 永井電子機器ウルトラMDI
●排気系 : 5ZIGEN製ワンオフφ50mmタコ足/マフラー/可変式バルブ
●冷却系 : 純正ラジエーター&オイルクーラー
●サスペンション : (F)SA22C用ストラット流用、コニ製ショック(R)ダウンブロック
●インテリア : 天井、リアシート、ドア内張り張り替え、ダッシュボード&ドア内張り上部はアルカンターラ、永井電子機器ウルトラ11000rpmタコメーター、デイトナ製デジタル水温計、momo製ステアリング/シフトノブ、センターコンソールワンオフ
●タイヤ : ダンロップ(F)195/50R15 (R)225/50R15
●ホイール : ハヤシストリート タイプCR
(F)15×8J (R)15×9.5J

【4】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2017年11月号 vol.014(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1976年式 マツダ サバンナ GT(全4記事)

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【1】【2】から続く

text : ISAO KATSUMORI(ZOO)/勝森勇夫(ズー) photo : HIROTAKA MINAI/南井浩孝

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