GX71でマークIIとの差別化に成功したクレスタ|マークII&クレスタ 4

       
TOYOTA MARK2 HT 2000 GRANDE
トヨタ マーク2 HT 2000 グランデ

TOYOTA CRESTA 2000 SUPERLUCENT  TWINCAM24
トヨタ クレスタ 2000 スーパールーセント ツインカム24

同じ直線的なデザインでも、マークⅡとは明らかに違うスタイルとなっているクレスタ。セダンのみのモデルと割り切った存在だった。



87年式クレスタ 2000EFIツインカム24 スーパールーセント(GX71-YEMGF型)

全長×全幅×全高(mm) 4690×1690×1385
ホイールベース(mm)   2660
トレッド前/後(mm)    1425/1440
最低地上高(mm)      155
車両重量(kg) 1290
乗車定員       5名
最小回転半径   5.2m
エンジン型式   1G-GEU型 
エンジン種類   直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 1988cc
ボア×ストローク(mm) 75×75
圧縮比  9.1:1
最高出力(グロス・ps/rpm)    140/6200
最大トルク(kg-m/rpm) 17.6/4000
変速比  1速3.566/2速2.056/3速1.384/4速1.000/5速0.850/後退4.091
最終減速比     4.300
ステアリング形式      パワーアシスト付ラック&ピニオン
サスペンション前      ストラット式コイルスプリング
サスペンション後      セミトレーリングアーム式コイルスプリング
ブレーキ       ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ  195/70SR14(前後とも)
発売当時価格   268.5万円






エンジンは車名にもなっている「ツインカム24」1G-GEU型6気筒を搭載している。エンジンルームの様子は、1G-EU型のSOHCとは全く異なる眺めとなる。


6気筒らしさを演出するため、インテークマニホールドはあえて12本の溝のようなデザインとなっている。圧巻の眺めだ!



フロントに装着した車高調により、車高を調整している。購入してから目立ったカスタムはしていない。アッパーマウント側もピカピカに磨かれている。



シックなイメージのインテリアに、大きなダイスは黒で、弟さんと色違いで揃えている。高級なものをカジュアルに、という感覚がハチマル兄妹らしい。


オートエアコンの調整パネルはマーク2と同じ位置に装着されるが、そのデザインは全く異なるものとなり、ラジオの操作も可能となっている。兄弟車であっても、こうした部品をいちいち車種専用としていたのだから、なんという贅沢なつくりだろう。


パワーウインドー化が進んだのも、80年代半ば以降の現象だ。ドアハンドルのデザインに時代を感じてしまうものの、内張りにもコストがかかっていると感じる。


メーターパネル右の電動格納式ドアミラーの操作パネル上には、ブースト計を後付け。その下にドリンクホルダーを装着し芳香剤を忍ばせる。これも雰囲気。


この時代といえば、のエレクトロニック・ディスプレイメーター。このメーターを装備していることを第一条件にクルマ探しをしたというほど、お気に入りのポイントだ。


豪華なソファそのもののシート。だが、長時間運転していると腰が痛くなるのも事実だそうだ。やはり運転するより、室内でのくつろぎを重視したデザイン。


運転席のみシートハイト、スライド、リクライニング、ランバーサポートが電動で調整できるパワーシート。これはエレクトロニック・ディスプレイメーターとセットで設定されていた。


掲載:ハチマルヒーロー Vol.10 ノスタルジックヒーロー2009年1月号増刊(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Hachimaru Hero/編集部 photo:Hideyoshi Takashima/高島秀吉

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