Lメカ最先端のインジェクション仕様 フェアレディZ 3

国内トップクラスのパフォーマンスを誇る河上さん入魂のL28改フルチューンユニット。

       
1970 NISSAN FAIRLADY Z
1970年式 日産フェアレディZ


陽光の下で輝くそのボディはショーカーのように美しい。
しかし蹴り足の強さをアピールする足元と、
フードの下で鈍く光るチューニングエンジンがこのZの素性を物語る。
そう、このクルマが目指すのは、1/4マイルの直線コース……。


 

ラウンドエンジニアリングで販売しているオリジナルのドライカーボンパーツは、前後バンパー、キックプレート、ガーニッシュをリリースしており、言わずもがな超軽量だ。見た目的にもそのカッコ良さは格別!

 

国内トップクラスのパフォーマンスを誇る河上さん入魂のフルチューンユニット。以前、『オールフェアレディZミーティング』の出張パワーチェックで計測したところ、373㎰/43㎏-mという数値を記録した。


TWMφ50㎜スロットルは、以前はファンネルから直接吸気していたが、「吸気温を下げたかった」ために、最近インダクションボックスを装着した。


アルミビレットのカバーをよく見ると、「NISSAN」ならぬ「OSSAN」の文字が……。


点火系はRB26型用のダイレクトイグニッションを流用。


ボックスで隠れて見えないが、その下のエキマニはワンオフした6-1等長タイプ。

 

ミッションはHKSのHパターン6速ドグミッション。剛性感のあるシフトノブが非常にレーシー。


助手席足元にはエンジンをマネジメントするMOTEC M600を設置。以前は他社製コンピューターを使っていたが、MOTECに変えてから「調子が上がった」とのこと。


リアのコントロールアームは、特注でナロード加工を施したマナティーレーシング製。一際目立つビレットパーツは、アリゾナZカー製のデフメンバーだ。マフラーの出口部分はフルチタン。よく「音がこもる」と言われるチタンマフラーだが、河上Zのエキゾーストサウンドはかなり乾いたサウンドを奏でていた。


助手席背後に置かれたバッテリーは、ボディカラーと揃えたのかオレンジ色のオデッセイ製だ。


リアハッチを開けると、スペアタイヤスペースにATLの安全タンクを搭載。


掲載:ノスタルジックスピード 2013年7月号 Vol.001((記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Takayoshi Suzuki/鈴木貴義 photo:Akio Hirano/平野陽

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