クオーターピラーから後ろのデザインにほれ込んだ! 走っている姿に憧れ、ようやく手に入れたLB|1975年式 トヨタ セリカ リフトバック 1600 GT Vol.3

「本当は赤がよかったんですけど」と言いつつも、お気に入りの様子のオーナー。ハコスカも所有し、さっそうと乗りこなす女性オーナーだ。

       
【1975年式 トヨタ セリカ リフトバック 1600 GT Vol.3】

【2】から続く

OWNER’S VOICE/走っている姿に憧れ、ようやく手に入れたLB

「免許を取る前からリフトバックが欲しかったんです」というオーナー。その昔、地元で走っていた赤のリフトバックにあこがれていたのだが、オーナーが免許を取得する頃には、初代セリカは新車はおろか、中古でも珍しいという時期であきらめかけていたという。初代セリカ好きというのではなく、リフトバックのクオーターピラーから後ろのアメリカ的なデザインにほれ込んだ。実は後期型を手に入れる機会があったが、全体の雰囲気、特にテールランプの形状がまったく違うことからあきらめていたところ、このクルマに出合い入手に至ったという。

▶▶▶【画像22枚】220km/hまで速度が刻まれているスピードメーターや、バックギアに入れるには、上に引き上げながら操作する必要があるシフトレバーなど



GTにのみ設定されたツインカムエンジン。初代セリカGTは当初2T-Gが最もホットなバージョンだったが、後に18R-G搭載の2L版が追加される。このクルマは2T-G搭載の1600GT。純正のエアクリーナーケースまで残る。タコ足は社外品のようだ。





シリンダーヘッドにはトヨタとヤマハの共作の証しであるロゴが見える。





従来のセリカに比べフロントオーバーハングを70mm延長し、リアは20mm短縮。全幅は20mm拡大している。ボディカラーはホワイトスピリット。


1975年式 トヨタ セリカ リフトバック 1600 GT(L10B)
Specification 諸元
全長4215mm
全幅1620mm
全高1280mm
室内長1600mm
室内幅1330mm
室内高1055mm
ホイールベース2425mm
最低地上高165mm
車両重量995kg
乗車定員4名
登坂能力tanθ0.60
最小回転半径5.2m
エンジン型式2T-GR型
エンジン種類水冷直列4気筒DOHC
総排気量1588cc
ボア×ストローク85.0×70.0mm
圧縮比8.8:1
最高出力110ps/6000rpm
最大トルク14.0kg-m/4800rpm
変速比1速3.587/2速2.022/3速1.384/4速1.000/5速0.861後退3.484
最終減速比4.111
燃料タンク容量50L
ステアリング形式リサーキュレーティングボール
サスペンション前/後マクファーソンストラット型コイルスプリング/4リンク・ラテラルロッド付コイルスプリング
ブレーキ前/後ブースター付ディスク/リーディングトレーリング
タイヤ前後とも185/70HR13
発売当時価格82.5万円

初出:Nostalgic Hero 2016年 4月号 vol.174(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1975年式 トヨタ セリカ リフトバック 1600 GT(全3記事)

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【1】【2】から続く

photo : HIDENOBU TANAKA/田中秀宣

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