パネルの継ぎ目はスムージング、エアコンは見えないところにレイアウト。でもスッキリ見せるだけじゃない!|ホンダ シビック SiR Vol.2

エアコン付きのワイヤータック仕上げ! タイプRエンジン+4速スロットルで魅せる。

       
西海岸を意識したロワードシビックは、B18C型スワップのセミカーボンボディ

【ホンダ シビック SiR Vol.2】エンジンルームをキャンパスに見立て、芸術的に仕上げているのだ。


【1】から続く

 カーボンボンネットを開けたエンジンルームには、インテグラタイプRに搭載されたB18C型が収まる。最高出力200㎰を発揮するホンダ渾身のユニットにハイカムを組み込み、OER製の4連スロットルをドッキング。さらに、エキゾーストはワンオフ製作し、おきて破りのフロントバンパーサイド出しとするなど、徹底的に作り込んだ。

 また、エンジンルームのビジュアルアップ目指し、ストラットまわりをはじめとするパネルの継ぎ目はすべてスムージング。ブレーキラインや配線、配管類は外から見えないようワイヤータック処理を施し、フィリックスを描いている。エンジンルームをキャンパスに見立て、芸術的に仕上げているのだ。

▶▶▶【画像23枚】エンジンルームは見せ場のひとつ。運転席側のタイヤハウスには「フィリックス・ザ・キャット」が石炭を掘る姿が描かれていて、下まわりにはチッピング塗装が施されているというシャレが効いた構図など



インテリアは、ほぼノーマルのまま。走行距離が18万5000kmになるが、そうは思えないほどコンディションは良好。エアコン付きなので夏場のドライブも快適。





バケットシートはスパルコのコルサ。フルバケットタイプなのでホールド性は抜群だ。ステアリングはスパルコの2本スポークモデル、L275ベローチェをチョイス。




ハッチバックを開けると美しく磨き上げられたクロスバーが鎮座。オーナーの加納さんが所属するチーム「PHAT RIDE」のプラークも飾られる。




カーゴフロアは二重構造になっていて、フタを外すとエンジンルームから移設されたバッテリーが収まる。ノーマル然とした仕上がりもこのEG6の見どころだ。


ホンダ シビック SiR(EG6)
■エクステリア SEIBONカーボンボンネット/カーボンフロントフェンダー/リアゲート、
スプーンリアスポイラー、HASPORTヘッドライトダクト/サイドマーカー、モール撤去、スムージング処理
■エンジン B18C型換装、OER4連スロットル(φ44mm)、ワイヤータック、エンジンルーム塗装
■電気系 トラストeマネージ、スプーンVTECコントローラー
■吸排気系 社外タコ足、ワンオフφ60mmフロントサイド出しマフラー
■冷却系 スピードファクトリー製アルミラジエーター改、エアコンコンデンサー(ワンオフ)、エアコンリキッドタンク移設
■駆動系 DC2インテグラタイプR用ミッション流用
■サスペンション バーディークラブ製プロスペック車高調(F)28kg/mm、(R)20kg/mm、
百式フロントアッパーアーム/リアアッパーアーム、
ファンクション7ロワアーム/サブフレーム、ナックルショート加工
■ブレーキ (F)R32純正4POTキャリパー流用、(R) R32純正2POTキャリパー流用、
アコード用マスターバック流用、ブレーキ配管引き直し
■インテリア スパルコ製コルサバケットシート/L275ベローチェステアリング、ミラクル製ロールケージ
■タイヤ ブリヂストン ポテンザRE11 165/50R15
■ホイール BBS RS (F)15×7J、(R)15×8J(リバレル2.5インチ) 


【3】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2013年 11月号 vol.23(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

ホンダ シビック SiR(全3記事)

関連記事: ハチマルSPEED

関連記事: シビック

photo : MOTOSUKE FUJI(I SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔

RECOMMENDED

RELATED

RANKING