「ハチマキ グロリア」にひと目ボレ|1965年式 プリンス グロリア スーパー6 Vol.1

18インチホイールとディスクブレーキの導入で、重厚なプリンス・グロリアをスマートに楽しむ。

       
18インチホイールとディスクブレーキの導入で、重厚なプリンス・グロリアをスマートに楽しむ

旧車好きの中には、もろもろの事情で購入をためらっていたが、ちょっとしたきっかけが元で、一気にのめり込むオーナーさんもいる。
もちろん、最初からフルカスタム&フルチューンとはいかなくてもOK。
このコーナーでは、旧車にちょっとしたスパイスを投入し、新しく旧車ライフをエンジョイしているオーナーを紹介する。

【1965年式 プリンス グロリア スーパー6 Vol.1】52年前の高級車を優雅にコロがす


 プリンス・グロリア スーパー6といえば、「ハチマキ グロリア」の愛称で呼ばれた高級車。ワイドアンドローのプロポーションを持つフラットデッキスタイルが特徴で、車体のショルダー部分のモールが、グルッと一周していることから名付けられた。

 そんなグロリア・スーパー6にひと目ボレし、購入後すぐに足まわりやホイール、ブレーキのカスタムに手をつけたのが、今回のオーナーだ。


▶▶▶【写真27枚】「6」だけがゴールドとなる、リアフェンダーサイドに装着される「Gliria Super 6」の流麗なエンブレムなど

 彼が旧車に乗るようになったのは、約5年前のこと。自宅を建てて少し余裕ができたことから、若い頃に乗りたかったハコスカを購入した。そこから怒濤のようにラッシュがはじまり、スバル360、シェベル、C‐10、ハイゼットトラック、ベルエアと乗り換えていった。そして、2年前に偶然ネットで見つけたグロリア スーパー6にひと目ボレ。2015年8月に、ベルエアと入れ替えることで、静岡県の「タキーズ」から購入するはこびとなった。

 手に入れたグロリア スーパー6は、そのままノーマルで乗るつもりはなく、さっそくカスタムに取りかかった。




トランクリッドの右側には、ゴールドの「Prince 6」のエンブレムが輝く。ゴージャス感満点!





ほどよく車高を下げ、INTRO VISTAの18×7Jを装着した状態。足元だけを見ると、とてもグロリア スーパー6とは思えない。タイヤはピレリP1の215/40R18だ。





18インチにインチアップしたところ、リアフェンダーに食い込む感じでの装着となった。とても1965年のクルマとは思えない迫力!



1965年式 プリンス グロリア スーパー6 (S41D)
SPECIFIVATION 諸元
● エクステリア : フルノーマル
● エンジン : G7型
● 吸排気系 : KRZワンオフ
● 電気系 : L型用ブラックオルタネーター
● サスペンション : (F)ロワリングスプリング、
(R)KRZワンオフフリップキット+ロワリングブロック
● ブレーキ : ウィルウッド製4ポットキャリパー+
KRZφ310mmローター(4輪)、タンデムマスター(1インチ)、
ウィルウッド製プロポーショニングバルブ
● インテリア : モトリタ製ウッドステアリング、KRZワンオフ削り出しボス、
シート&ドア内張り張り替え、ケンウッド製ヘッドユニット
● タイヤ : ピレP1 215/40R18
● ホイール : INTORO VISTA 18×7J


【2】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 Vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1965年式 プリンス グロリア スーパー6(全3記事)

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photo : KIYOSHI NISHINO/西野キヨシ

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