ちっちゃいサニーが目立つようにイエローに塗った女性オーナー|1973年式 サニー 1200 4ドアセダン GL|チーム カミナリブロス Vol.3

サニーを愛するご主人(左)とともに、撮影のために兵庫から駆けつけてくれたオーナーに感謝! 「現代のクルマよりも、クルマに乗ってる、運転してるってカンジがする」と、サニーの長所を話してくれた。

       
サニーをUSスタイルで楽しむ、意外性のチーム「カミナリブロス」を直撃!

今回は全国にまたがって活動しているチームにスポットライトを当ててみたい。チームの名前は「カミナリブロス」。神奈川、埼玉の関東勢を中心に、静岡、兵庫にまでメンバーが存在。B110系を中心に、FRサニーをアメリカンスタイルで楽しむという前例の少ないパターンを極める、ノリのいい仲間たちだ!

【チーム カミナリブロス Vol.3】【2】から続く

【画像55枚】角目サニトラ用ストラット改の車高調とレース用強化リーフ+ロワリングブロックを使用したローポジションなど

1973年式 サニー 1200 4ドアセダン GL

「サニーってちっちゃいでしょ? だからイベント行っても目立たないんです。そこで目立つようにと思って、イエローに塗りました(笑)」。こう話すオーナーは、女性ながらに旧車をコロがすタフな人だ。そのタフさを裏付けるエピソードとして、オールペイントの際の塗装はがし、内装のリメイクなどを自分の手でやりとげたんだとか! ヨコに写っているご主人もサニー乗りで、今はそのご主人からエンジンの整備について勉強しているとのこと。今回の撮影のために、兵庫から関東に駆けつけてくれた根性もアッパレです。



ヘッドライトはマーシャルのフォグを加工して装着していた。





最初にアルミパネルで土台を作り、その上からオートメーターのアメリカンマッスルシリーズを6連で埋め込んだインパネ。文字盤の質感やライトオンで白く光る数字の部分がお気に入りだとか。さすがにUSスタイルが好きなだけあって、スピードメーターはマイル表示、水温計は華氏表示に!





ボディカラーとは対照的なグレーでペイントされたエンジンベイ。搭載されるエンジンは、A12型改1.3L仕様にGXヘッド、東名のインマニ、ソレックス40PHH、まつおかのステンレス製タコ足を追加。近所のサッシ屋さんでかけてもらったファンネルのアルマイト加工、ワンオフのアルミ削り出しバッテリータイバー、3層ラジエーターと、その他の部分にも心血を注ぐ。



【4】【5】【6】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 Vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

チーム カミナリブロス(全6記事)

関連記事: 日本全国旧車仲間探訪

関連記事: サニー

Photo : RYUUSEI WATABE/渡部竜征 Text : AKIO SATO/佐藤明夫

RECOMMENDED

RELATED

RANKING