オーナーが望む「日本にはいないカンジのサニー」のポイントとは?|1973年式 サニー1200 4ドアセダンGL|チーム カミナリブロス Vol.1

写っていただいたのはオーナーの奥さま。

       
サニーをUSスタイルで楽しむ、意外性のチーム「カミナリブロス」を直撃!

今回は全国にまたがって活動しているチームにスポットライトを当ててみたい。チームの名前は「カミナリブロス」。神奈川、埼玉の関東勢を中心に、静岡、兵庫にまでメンバーが存在。B110系を中心に、FRサニーをアメリカンスタイルで楽しむという前例の少ないパターンを極める、ノリのいい仲間たちだ!

【チーム カミナリブロス Vol.1】

1973年式 サニー1200 4ドアセダンGL

▶▶【画像55枚】フロントの車高調を自作し、リアのホーシングを2インチナローすることで生み出された車高とホイールのマッチング。ワンオフのφ50mmスチール製を装着するマフラーなど


 カミナリブロスのメンバーは、アメリカンスタイルが大好きなことから、和製旧車にありがちな定番モディファイには手を染めない。このオーナーのセダンもそのノリを重視していて、ボディカラーにBMW用のハバナブロンズを塗り、ホイールには空冷ビートル用のPCD205となるエンピ・レーダーをワンオフアダプターを介して装着するなど、かなりのマニアックぶりをみせる。「乗って10年以上。同じクルマに長く乗るタイプなんで(笑)」と、まだまだ「サニー愛」は続きそうだ。




ヘッドライトのスモーク化も雰囲気アップに貢献。BREタイプのスポイラーは「510ブルーバード用を流用したんじゃなかと、よく勘違いされる(笑)」らしい。角度をそろえ、左右のダクトの大きさを詰めて作ったワンオフ物で、ここまでの一体感を実現したのだ。




バドニックのビレットステアリング、亀有の燃圧計、オートメーターの水温/油温/油圧計が並ぶ運転席まわり。天井とドア内張りは染めQを使って黒く染め直しているんだとか。





色のバランスと質感をそろえ、機能性をも高めるべく、フロントシートにはコブラのヒストリックシートを採用。


【2】【3】【4】【5】【6】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 Vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

チーム カミナリブロス(全6記事)

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Photo : RYUUSEI WATABE/渡部竜征 Text : AKIO SATO/佐藤明夫

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