ランボルギーニ ウラッコ。右上は512ベルリネッタボクサー。中央の上はディノ246GT・・・多くの乗物好きを魅了する博物館|AUTO & TECHNIK MUSEUM SINSHEIM Vol.2

あの「6輪タイレル」P34や、イセッタにも出合える。

       
シュツットガルトを州都とするドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州。その北西部に位置する都市、ジンスハイムにある「オート&テクニック ミュージアム ジンスハイム」を紹介。

【AUTO & TECHNIK MUSEUM SINSHEIM Vol.2】【1】から続く

 筆者も、ドイツへ取材に訪れた際、何度となくアウトバーンからこのミュージアムを見ていて、非常に気になっていたのだ。何しろ外観が特徴的で、博物館の屋上に、コンコルドやツポレフTu‐144などのジェット機が展示されているのだ! 高速道路を走っていれば、その不自然な光景が自然と(!?)目に入ってくる。そこで、今回勇気を出して中に入ってみると、フロアはまるで、おもちゃ箱をひっくり返したような展示内容。博物館としては定番のクラシックカーやレーシングカーに加えて、プロペラ機やジェット戦闘機、戦車、トラック、建設機械、さらには機関車、自転車と、ありとあらゆる乗物が展示されていた!  

 自動車好きだけでなく、飛行機好きや戦車好きなど、多くの乗物好きを魅了する博物館といえるだろう。


【画像29枚】手前はランボルギーニ ウラッコ。右上は512ベルリネッタボクサー。中央の上はディノ246GTなど、立体的にディスプレイされた館内など



博物館の説明によれば、わずか72台しか生産されなかった(57台とする説もある)メルセデス・ベンツG4。ドイツ軍の要請により製造され、ナチス高官がパレードなどで使用した。





右から1959年式のBMWイセッタ300。1955年式のメッサーシュミットKR20。1963年式のハインケル・カビネンローラー(キャビン付きスクーターの意)。



【3】に続く


初出: ノスタルジックヒーロー 2015年 08月号 vol.170(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

AUTO & TECHNIK MUSEUM SINSHEIM(全3記事)

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text & photo : NOSTALGIC HERO/編集部

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