情報量多すぎ! ムーンアイズ代表が写真モデルを務め、在りし日のミスターKが着用したアロハシャツブランド「レイン スプーナー」の代表。それがこのΛのオーナー|1979年式ダッジ・チャレンジャー Vol.3

横浜で生まれアメリカに渡った少年がアメリカで出合った「日本生まれ」のアメリカ車ダッジ・チャレンジャー。

       

1976年に登場したギャラン・ラムダは1978年からダッジ・チャレンジャーとして北米でも販売された。
そんな日本生まれのアメリカ車に魅せられた横浜生まれ、ハワイ&カリフォルニア育ちの一人の少年の物語

【1979年式ダッジ・チャレンジャー Vol.3】【2】から続く

 こうして今、チャレンジャーのオーナーとなった「ハワイ在住の少年」は、10歳でハワイに移住した後、80年代前半にカリフォルニアの大学へと進学。学生時代には、77年式チャージャーLBやクジラクラウンなどの日本旧車を乗り継いでいたそうだ。大学卒業後はハワイに戻って大手会計事務所に就職。その4年後にハワイの老舗アロハシャツメーカーのレイン・スプーナーに入社し、現在は同社の代表を務めている。

【画像25枚】BFグッドリッチのホワイトレタータイヤとオリジナルの14インチアルミホイールや、表紙のクルマを見れば、ホイールとホワイトレターのタイヤまでオリジナルであることがわかるカタログなど


 1990年ごろ、横浜の親戚を訪ねた際に初めて横浜のムーンアイズを訪れ、その後カーショーで同社代表のシゲ菅沼さんに出会い交流が始まった。それがレイン・スプーナー&ムーンアイズのコラボ製品へとつながったのだ。
 アメリカ人の父と日本人の母を持つ、オーナーのカーク・ハバードさん。その人生には、「日本」と「アメリカ」を結ぶ素敵な出会いが存在している。


OWNER’S VOICE




オーナーのカーク・ハバードさん。現在ハワイの老舗アロハシャツブランド「レイン スプーナー」の代表を務める。横浜・山手生まれ横浜育ち。10歳のときにハワイへ移住。物心ついたときからクルマ好きで、アメリカに渡ってからも日本旧車を愛する心は変わらず、今も複数の日本旧車を所有している。ちなみにレイン・スプーナーといえば、ミスターKこと片山豊さんが北米訪問時にいつも着ていたZのアロハシャツも同社製だ。



カークさんが代表を務めるレイン・スプーナーのアロハシャツは、日本でも多くの人に親しまれている。彼自身が横浜出身の日本旧車好きということもあり、ムーンアイズとのコラボ商品も数多くリリースされている。



写真のRat Fink ショートスリーブ ボタンダウン シャツは、ムーンアイズで入手可能。




ちなみに写真でモデルを務めているのはカークさんの友人でもあるムーアイズ代表のシゲ菅沼さん。

1979年式ダッジ・チャレンジャー
SPECIFICATION 諸元
全長 183.1in
全幅. 65.9in
全高 51.8in
ホイールベース 99.0in
エンジン型式 4G54型
エンジン種類 水冷直列4気筒SOHC
総排気量 2555cc
ボア×ストローク 91.1mm×98mm
圧縮比 8.2:1
最高出力 105bhp/5000rpm
最大トルク 139lb-ft/2500rpm
シングルキャブレター
変速機 フルシンクロメッシュ式前進5段・後退1段
最終減速比 3.308
サスペンション 前/後マクファーソンストラット式独立懸架/4リンクコイル式
ステアリング形式 ボール・ナット式
ブレーキ前/後 ディスク/ドラム
ホイール前後とも 14インチアルミ
タイヤ前後とも 195/70HR14


初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 08月号 vol.170(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1979年式ダッジ・チャレンジャー(全3記事)

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text:NOSTALGIC HERO/編集部 photo:AKIO HIRANO/平野 陽

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