ハコスカにTC24を載せる相談に行って、程度のいいZを見つけてしまった|1978年式 日産 フェアレディ Z-T Vol.1

ツヤ消し黒で塗装されたボンネットは、純正のスチール。オーナーのコダワリで、「ボディラインの歪みがイヤ」という理由で、外板はすべて純正スチールだ。前後バンパーもツヤ消し黒でコーディネート。

       
クルマ屋さんのオーナーが、自分用にと購入して仕上げたクルマなのに、それを気に入ったお客さんに買い取られてしまうというのは、チマタでよく聞く話。特に、旧車となると、そのクルマに関する知識が十分あって、なおかつ自分用に太鼓判を押したクルマのコンディションが悪いワケがない。ここで紹介するS31Zも、そんな経緯で現在のオーナーの元に譲られたクルマだ。ボディのコンディションは抜群で、各部も補強、エンジンもかなり手が入った3.1L仕様を搭載。やはり、クオリティーの高い1台だった!! 

【1978年式 日産 フェアレディ Z-T Vol.1】

 ノーマルノーズの白いボディに、フロントスポイラー、ツヤ消し黒のボンネット、オーバーフェンダーを装着したS31Z。現在のオーナーは以前紹介した、OS技研のTC24B1‐Zを搭載した白いハコスカ(1970年式 日産 スカイラインHT 2000GT)のオーナーでもある。

【画像34枚】あえて「Datsun」のエンブレムを装着する純正リアスポイラーなど


「OS技研のTC24が復活すると聞いて、姫路の『プロショップ ナカガワ』さんに相談に行ったんです。その時が初めてだったんですが、リフトにキレイなZが載っていて、いいなーと思ったんです。ハコスカも好きですが、Zも手に入れたいと探していたので、そのZが売り物かどうか聞いたんです。そしたら、売り物じゃなくて、中川さんのプライベート用という返事でした」とオーナー。

 ハコスカにTC24を載せる相談に行って、程度のいいZを見つけてしまったのだ。しかも、チューナーが自分用に製作しているクルマだから、コンディションが悪いハズがない。




ホイールは、オーバーフェンダーに合わせてオーナーが持ち込んだRSワタナベのマグ。フロントは15×9.5JにポテンザRE-11の195/50R15を組み合わせている。ブレーキのサイズはギリギリ。





フェンダーミラーではなく、ドアにビタローニ・セヴリングの樹脂製ミラーを装着。足のない状態でベタ付けされていて、旧車にはよく似合うアイテムだ。



1978年式 日産 フェアレディ Z-T(S31)
SPECIFICATIONS 諸元
●エクステリア:ボディ全バラ&スポット増し&補強、MORE DRIVE製フロントスポイラー/アンダーパネル、前後オーバーフェンダー、ビタローニ・セブリングドアミラー、
●エンジン:L28型改3.1L仕様(圧縮比12.5)、MORE DRIVEオリジナルCP製φ89.5mm鍛造ピストン、L14型コンロッド加工、LD型クランク(フルバランス、1本キー加工)
●吸排気系:ソレックス50PHH(MORED RIVEチューン)、亀有製φ48mmタコ足(6-2、集合部変更)、MORE DRIVE製φ80mmワンオフマフラー
●点火系:ワコーLA700FX+ブラックコイル
●冷却系:トラスト製アルミラジエーター/オイルクーラー(10段)
●燃料系: ボッシュ
●駆動系:OS技研製ツインプレートクラッチ/クロスミッション、R200ニスモLSD(ファイナル3.9)、R31ドライブシャフト加工
●サスペンション:スターロード製車高調、MORE DRIVE製パイプアーム(前後)
●ブレーキ:(F)ウィルウッド製4ポットキャリパー+アリゾナZカーズ製φ300mmローター、S15用マスターシリンダー、ラインロック
●インテリア:ダッツンコンペステアリング、ニスモ製スピードメーター(300km/h)、Defiタコメーター&追加メーター(油圧、水温、油温)、オートメーター製燃料計、ブリッド製ヒストリックローバックシート(2脚)、プロショップ ナカガワ製ワンオフロールバー
●タイヤ:ブリヂストン ポテンザ(F)RE-11 195/50R15、(R)RE-01R 225/50R15
●ホイール:RSワタナベ(マグネシウム)(F)15×9.5J、(R)15×10.5J

【2】【3】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1978年式 日産 フェアレディ Z-T(全4記事)

関連記事: 魅惑のワイドボディ

関連記事: フェアレディZ

photo:RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

RECOMMENDED

RELATED

RANKING