3／77台！　キャロル360のためにガレージ付きの家を建てたオーナー！　サバンナGSⅡ、ファミリア800・・・里帰りしたマツダ車たち　その2｜三次試験場50周年マツダファンミーティング　Vol.5

【三次試験場50周年マツダファンミーティング　Vol.5】

三次の試験場に集まった新旧マツダ車の総数は1047台！

　1965年6月に開業して、ロータリーエンジンからスカイアクティブ技術まで、マツダの技術を磨き、育んできたテストコース「三次試験場」が開場50周年を迎えた。それを記念して、マツダファンによって「三次試験場50周年マツダファンミーティング」が開催され、全国から1047台が参加。マツダのルーツともいえる大切な場所で、マツダの開発陣や社員、そしてオーナーが一体となった盛大なミーティングをリポート。

【4】から続く

77台が展示されたメイン会場からピックアップして紹介　その2

　メイン会場には、歴代のマツダ車77台が展示された。三次自動車試験場から巣立っていったクルマの里帰りである。トルコン2ペダルのマツダＲ360を筆頭に、日頃お目にかかれないファミリアロータリーTSSや初代ルーチェ1500、コスモAP、シャンテなどがズラリと勢揃いした。


【画像45枚】奥さまのお兄さんから1970年に譲り受けたオーナーのファミリア1000デラックスなど


1973年式サバンナ GSⅡ

中古車を乗り継いできたオーナーがサバンナGS-IIを購入したのは、スタートダッシュが俊足だったから。今回が初めてのイベント参加で、息子さんと福岡から駆けつけてきた。オーナーのところに来て42年になるが、息子さんが乗せてもらったのは数えるほどだとか。オーナー専用車で、ゴルフくらいしか行かないので走行距離は3万1200km！　　
　　
1964年式キャロル360

2ドア前期のキャロルから4ドアに乗り換えたオーナー。2003年に埼玉県の方から譲り受け、地元の板金屋でレストアして2011年12月に完成。実に約9年をかけてじっくりと仕上げられているだけにコンディションは抜群だ。バッテリー部分にはナベ蓋付きの洗車セットを収納。このクルマのためにガレージ付きの家まで建てたという。


1964年式ファミリア800 4ドアデラックス

オーナーは、右にあるウインカーレバーが2本タイプの希少なファミリア800のオーナー。お父さんがずっと乗っていたが、1975年6月に手放してしまったので、いつかは買って乗りたい、と思ったそうだ。2014年に使い勝手のいいファミリア800が見つかり、購入した。このクルマ以外にもコスモを所有する熱狂的なマツダ党である。

RX-7やロードスターの開発に携わっていたオーナーのファミリア1000クーペなど【写真45枚】

【6】に続く


初出：ノスタルジックヒーロー 2015年 12月号 vol.172（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）

三次試験場50周年マツダファンミーティング（全3記事）

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