函館から東京へ! コンクールコンディションの個体にグレードアップを施した1台。ケンメリR|GT-R BROS. in HAKODATE Vol.5

函館から東京のスターロードに送られ、セミレストアと足回りのグレードアップを施されたケンメリR。

       
スカイラインGT-Rといえば、数々の伝説とともに、旧車の中でも最も人気の高いクルマ。
1台手に入れるだけでも大変なことだが、ハードトップのKPGC10とケンメリのKPGC110の2台持ち。
そんなオーナーのGT-R兄弟を函館で激写!   

【GT-R BROS. in HAKODATE Vol.5】【4】から続く

 ハコスカRより先に、2009年に購入したケンメリR。購入時はフルノーマルのコンクールコンディションだったが、スターロードが仕上げたハコスカRに乗って比較すると、何かもの足りなさを感じたそうだ。そこで、函館から東京のスターロードにケンメリRを送り、ボディのセミレストア、足回りのグレードアップなどを1年がかりで行った。


【画像31枚】スパルタンなシルバーのインパネがケンメリGT-Rの特徴。ステアリングはダッツンコンペで、電動パワステを追加した操作系など

 今回、函館での撮影の移動でステアリングを握らせてもらったが、ノーマルスペックのS20型エンジンは思いのほか扱いやすく、トルクもあるように感じた。吸排気系もノーマルだが、点火系にMDIを装着し、ハイパワーオルタネーターに変更していることもトルク感に貢献しているようだ。また、重ステを解消する電動パワステの効果は絶大で、函館のベイエリアや高台の曲がりくねった道でも、快適にドライブできた。




オリジナル重視のケンメリRのS20型エンジン。キッチリ調整されていて、気難しさは全くなし。





フロントの足回りは、16段調整式のフルタップ車高調でベアリング付きをセット。ブレーキはMK63だ。






リアは、フルタップショートショックとフリーアジャストメントアームを組み込み、アライメント調整を可能に。車高を下げても極端なハの字にしないオトナ仕様だ。

【1】【2】【3】【4】から続く


初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 10月号 vol.171(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

GT-R BROS. in HAKODATE(全5記事)

関連記事: スカイライン

photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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