長年の夢がかなってうれしかったケンメリ。その後ハコスカを買って乗り比べると・・・|GT-R BROS. in HAKODATE Vol.3

憧れのハコスカとケンメリ、2台のGT-Rが函館を疾る。

       
スカイラインGT-Rといえば、数々の伝説とともに、旧車の中でも最も人気の高いクルマ。
1台手に入れるだけでも大変なことだが、ハードトップのKPGC10とケンメリのKPGC110の2台持ち。
そんなオーナーのGT-R兄弟を函館で激写!   

【GT-R BROS. in HAKODATE Vol.3】【2】から続く

 約1年がかりでそれらの作業が完了し、ケンメリRを函館のオーナーの元に届けることになった際、井上さんからノスヒロ編集部に連絡があった。
「函館でGT‐Rが2台揃うから、撮影しない?」といううれしいお誘いだ。しかも、2台ともスターロードのオリジナルホイール「グロースター」を装着しているとのこと。これまで、フェアレディZやGT‐R仕様でグロースターを履いたクルマを紹介してきたが、本物のハコスカRとケンメリRの2台が装着しているのは初お披露目となる。

【画像31枚】グロースターのスパルタンなブラックディスク×ブラックアルマイトリムをセレクトしたハコスカGT-Rなど

 函館までは、東京の小岩にあるスターロードから首都高速、常磐高速、北関東道を乗り継ぎ、茨城の大洗港へ。大洗港からはフェリーに乗り、北海道の苫小牧港へ。苫小牧港からは道央自動車を経て、函館まで自走。トータルすると、ほぼ2日がかりの行程だった。

 函館に到着後は、オーナーの案内で、2台のGT‐Rで走り回りながらの撮影となった。函館の人気スポットであるベイエリアを中心に、金森赤レンガ倉庫群、緑の島、旧函館区公会堂、ハリストス正教会、ポッキーのCMにも使われた八幡坂などで撮影。観光客が多いエリアということもあって、2台のGT‐Rはどこへ行っても注目の的で、始終カメラを向けられていた。

「あまり乗る時間がないんですが、ガレージにGT‐Rがあるというだけで満足しています。たまに走りに行くと、今でもワクワクします。ハコスカのほうは、キャブが大きいので高回転でパンチがある感じで楽しいです。ケンメリはノーマルですが、今回手直ししてもらったことで、より乗りやすくなりました」とオーナー。2台のGT‐Rという至福を、十分に堪能していた。

OWNER’S VOICE/ハコスカとケンメリで乗り味が違います!  

 ハコスカとケンメリの2台のGT-Rをガレージに納めるオーナー。「ケンメリを購入した時は、長年の夢がかなってうれしかったです。その後、スターロードのハコスカを購入して乗り比べると、全然乗り味が違いました。ハコスカのほうがシッカリ感があるし、エンジンも回して楽しい感じです。そこで、ケンメリのリフレッシュをお願いしたんです」とオーナー。撮影中も井上さんと楽しそうに話し込んでいた。





函館の人気スポットであるベイエリアでのショット。金森赤レンガ倉庫は、明治時代に創業した金森洋物店が起源。現在も「曲尺(かねじゃく)」と「森」の字がトレードマークになっている。現在は、イベントホールやレストラン、ビアホールなどの店舗が営業しており、昼夜を問わず観光客が訪れていた。




夕暮れの函館港でのツーショット。ハコスカはブラックディスク×ブラックアルマイトリム、ケンメはブラックカットディスク×ブロンズアルマイトリムの組み合わせが映える。



【4】【5】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 10月号 vol.171(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

GT-R BROS. in HAKODATE(全5記事)

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photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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