若い頃から憧れていたが、高くて手が出せなかったケンメリR|GT-R BROS. in HAKODATE Vol.1

オーナーが最初に手に入れたケンメリR。

       
スカイラインGT-Rといえば、数々の伝説とともに、旧車の中でも最も人気の高いクルマ。
1台手に入れるだけでも大変なことだが、ハードトップのKPGC10とケンメリのKPGC110の2台持ち。
そんなオーナーのGT-R兄弟を函館で激写!  

【GT-R BROS. in HAKODATE Vol.1】

 高騰が続く旧車の中でも、安定した人気を誇っているのがスカイライン・シリーズ。特に、ハコスカとケンメリは発売当時から高い人気を誇っている。

 そのハコスカとケンメリにおいて、絶対王者といえる存在が、GT‐Rだ。名機S20型エンジンを搭載したハコスカGT‐Rは、サーキットで50勝以上を達成した伝説のヒーロー。そして、ケンメリGT‐Rは、ハコスカの後継車として注目されながらも、排ガス規制の影響などで、4カ月の生産期間に、わずか197台しか生産されなかった幻のGT‐Rだ。そのため、レースに参戦しなかったGT‐Rだが、その希少性から高い人気を誇っている。

【画像31枚】キッチリ調整されていて、気難しさは全くなし。オリジナル重視のケンメリRのS20型エンジンなど

 旧車好きが憧れるスカイラインGT‐Rだが、中には2台、3台とGT‐Rにこだわって所有する好き者も意外と多い。そんなGT‐R中毒のオーナーの1人が、今回紹介する函館のオーナー。所有するのは、1972年式2ドアRのKPGC10と、1973年式ケンメリRのKPGC110の2台。

 オーナーが最初に手に入れたのは、若い頃から憧れていたが、高くて手が出せなかったケンメリRのほうだ。2009年に旧車ショップで購入し、コンディションは抜群。まさにコンクールコンディションといえる極上車だった。



函館の人気スポットであるベイエリアでのショット。金森赤レンガ倉庫は、明治時代に創業した金森洋物店が起源。現在も「曲尺(かねじゃく)」と「森」の字がトレードマークになっている。現在は、イベントホールやレストラン、ビアホールなどの店舗が営業しており、昼夜を問わず観光客が訪れていた。



コンディション抜群のケンメリRをスターロードで完ぺきリフレッシュ!



【2】【3】【4】【5】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 10月号 vol.171(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

GT-R BROS. in HAKODATE(全5記事)

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photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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