六本木のカローラ!? バブルが生んだ輸入車ブーム|女子のハートを独り占め! 魅惑のデートカー Vol.3

E30 BMW 3SERIES 「六本木のカローラ」と呼ばれた3シリーズ。国内販売ナンバー1のカローラが引き合いに出されるほどに、この3シリーズは爆発的に売れ、六本木の街角にはナンパ待ちの3シリーズがズラリ。青山あたりの女子大前にも3シリーズがうじゃうじゃ……なんて話、今では信じられない。女子目線からすると、「最低限BMWじゃなきゃね」的だったのだろう。バブル経済って恐ろしい。

       
【女子のハートを独り占め! 魅惑のデートカー Vol.3】

 1980年代に生まれたデートカーという言葉には明確な定義はない。強いて言えば「女子にモテる」クルマだということだろうか。90年代以降、この言葉を耳にすることはほとんどない。80年代という特異な時代だったからこそ生まれたデートカーを振り返る。

【2】から続く

 また、バブル期のブームという面では、輸入車も忘れてはいけない。バブル経済とは恐ろしいもので、高級輸入車が飛ぶように売れた。あのBMWやメルセデス・ベンツが「六本木のカローラ」、「赤坂のサニー」とも呼ばれるほど都会に溢れたのだから。そういえば、この頃に「アッシーくん」なる言葉も生まれ、いいクルマに乗る男子が重宝がられていたとか。

バブル経済の輸入車ブームで大ヒットした190Eなど【写真13枚】

E30 BMW 3SERIES

「六本木のカローラ」と呼ばれた3シリーズ。国内販売ナンバー1のカローラが引き合いに出されるほどに、この3シリーズは爆発的に売れ、六本木の街角にはナンパ待ちの3シリーズがズラリ。青山あたりの女子大前にも3シリーズがうじゃうじゃ……なんて話、今では信じられない。女子目線からすると、「最低限BMWじゃなきゃね」的だったのだろう。バブル経済って恐ろしい。

W201 Merecedes-Benz 190E

 BMW・3シリーズと並んでバブル経済の輸入車ブームで大ヒットした190E。「赤坂のサニー」、「小ベンツ」なんて呼ばれ方をしていた。乗っていたのは若いサラリーマンや大学生(!)で、購入するのは親。こんな高級車を買い与えられるのだから、本当にバブル経済ってすごかった。都内の中心スポットの六本木や赤坂では、190Eと3シリーズがアッシーくん必須アイテムだったとか。


【4】に続く


初出:ハチマルヒーロー 2014年 5月号 vol.25(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

女子のハートを独り占め! 魅惑のデートカー(全4記事)

関連記事: 魅惑のデートカー 御三家!

text : Rino Creative/リノクリエイティブ

RECOMMENDED

RELATED

RANKING