海を超えたF31レパードの姉妹車「インフィニティM30」とはこんなクルマ|1991年式 インフィニティ M30クーペ 【4】USDMハチマル日記

北米日産の高級車ブランドの草分けをQ45と共に歩んだ販売2年の稀少車。

       
【1991年式 インフィニティ M30クーペ  Vol.4】

【3】から続く


 英国車を扱う新車ディーラーの特撰ユーズドカーとして、サンディエゴのクルマ屋さんに並んでいた91年式インフィニティM30とはどんなクルマだろうか。

北米日産の高級車ブランドの草分けをQ45と共に歩んだ販売2年の稀少車

 北米市場でのインフィニティ発足に合わせて、国内専売車であったF31レパードを高級志向に改良して輸出したのがM30。エンジンは自然吸気V型6気筒SOHCのVG30E型のみで、ボディはクーペのほかASC社の委託架装によるコンバーチブルも併売。販売期間は90〜92年と短いため、アメリカでの現存台数は思いのほか少ない。なお「M」の車名はグロリアベースの「M45」として2003年に復活。現在はY51フーガによるフラッグシップカーへと引き継がれている。

立ち寄ってきたJCCSについても少し……

アリゾナ州から参加のDR30前期をはじめ、日本から並行輸入された昭和のスカイライン等、JCCS(ジャパニーズ・クラシック・カー・ショー)のようすなど【写真19枚】

 ユーティリタス」代表の池谷(いけがや)さん、買い付けもひと段落し、帰国の前日にはロングビーチで開催のJCCS(ジャパニーズ・クラシック・カー・ショー)を訪問。現地の友人がイベント関係者とのことで、招待者としてゲートオープン前に入場。アリゾナ州から参加のDR30前期をはじめ、日本から並行輸入された昭和のスカイラインたちを目にできたのが大きな収穫だったという。

 実は池谷さん、休日は180SXでサーキットでドリフトに高じているだけに、JCCSで見かけたS13にひかれてしまった。このブース出展車は日本のシルビア顔を移植し、心臓もKA24型からSR20型に換装済み。足元も日本製のバラマンディデザインを履いていた。で、夜の写真は現地のドリフト仲間との一枚。手前の240SXのハッチバックは、池谷さん自身が新たに購入した完全趣味用の愛車とか。




実はワタクシ、休日は180SXでサーキットでドリフトに高じているだけに、JCCSで見かけたS13にひかれてしまった。





現地のドリフト仲間との一枚。


初出:ハチマルヒーロー 2014年 02月号 vol.24(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1991年式 インフィニティ M30クーペ (全4記事)

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photo : YUICHI IKEGAYA/池谷祐一(ユーティリタス) text : HIDEKI KON/金 秀樹

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