【バリーション豊富な車両たち編】走り収めは富士スピードウェイで!|S・S・C・T 設立30周年記念イベント Vol.6

バリーション豊富な車両たち編

       
旧車イベント振り返り【S・S・C・T 設立30周年記念イベント Vol.6】

【3】から続く

2015年の走り収めは富士スピードウェイで!  
S・S・C・T設立30周年イベントは「約束の日」併催でさらに盛り上がった。

 日産プリンスディーラー直系のオーナーズクラブであるSSCT(スカイラインスポーツクラブ東京)の設立30周年を祝うイベントが、2015年12月、富士スピードウェイ・レーシングコースで盛大に行なわれた。

 ハコスカやケンメリ、フェアレディZ、サニーといった日産車勢に加え、サバンナRX-3やスターレット、フォードGT40まで、バラエティに富んだ旧車たちが集結し、アクセル全開で駆け抜ける光景は圧巻のひとことで、ギャラリーの視線をクギ付けにしていた。今回は2015年のイベント模様を振り返りつつ、本気の旧車たちを紹介しよう。

バリーション豊富な車両たち編


ボロボロの状態だったのを、約9カ月かけてフルレストアしたGT40など【写真19枚】


1972年式 ブルーバード SSS
NSXの純正色であるロングビーチブルーパールでオールペイントした岸野さんの510ブル。エンジンはSR20型に換装し、ソレックス44PHHをセット。タコ足やマフラーはワンオフだ。また室内には追加メーターを純正メーター位置に埋め込むなど、スッキリ仕上げる。フル公認仕様だ。


1980年式 サニー
黄色いボディに青いストライプを入れたB310サニー。エンジンはA14型改15で、キャブはウエーバー45DCOEを選択。AE86用クロスミッションやデフを流用し、デフオイルクーラーもセットする。自作メーターやトランクに積み込む安全タンクなど、レーシングな1台。


1979年式 スターレットDX

直立マウントに変更されたTRDステージ3仕様の4K型改エンジンを搭載する金牧さんのKP61。これにソレックス44PHHを組み合わせ、約150psを発揮する。ノーマル風の外観も実はTRD製のFPRパーツなどで軽量化している。足回りはビルズ車高調で、ホイールはトムスの13インチを履く。


フォード GT40
GulfカラーにペイントされたフォードGT40。ボロボロの状態だったのを、約9カ月かけてフルレストアし、2015年に完成。その際、このカラーリングに変更したそうだ。ミッドのエンジンルームには5Lのフォード302型V8エンジンが積み込まれており、パワフルな走りを披露していた。


【4】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年 3月号 vol.009(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1982年式 日産 S・S・C・T 設立30周年記念イベント(全6記事)

photo : MOTOSUKE FUJII/藤井元輔、DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔、NostalgicSPEED/編集部 text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔

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