【フェアレディZ編】走り収めは富士スピードウェイで!|S・S・C・T 設立30周年記念イベント Vol.4

フェアレディZ編

       
旧車イベント振り返り【S・S・C・T 設立30周年記念イベント Vol.4】

【3】から続く

2015年の走り収めは富士スピードウェイで!  
S・S・C・T設立30周年イベントは「約束の日」併催でさらに盛り上がった。

 日産プリンスディーラー直系のオーナーズクラブであるSSCT(スカイラインスポーツクラブ東京)の設立30周年を祝うイベントが、2015年12月、富士スピードウェイ・レーシングコースで盛大に行なわれた。

 ハコスカやケンメリ、フェアレディZ、サニーといった日産車勢に加え、サバンナRX-3やスターレット、フォードGT40まで、バラエティに富んだ旧車たちが集結し、アクセル全開で駆け抜ける光景は圧巻のひとことで、ギャラリーの視線をクギ付けにしていた。今回は2015年のイベント模様を振り返りつつ、本気の旧車たちを紹介しよう。

フェアレディZ編


プライベートで製作されたL28型改3.1Lのフルチューンエンジンなど【写真25枚】


1973年式 フェアレディ 240ZG
美しい仕上げが目を引く240ZGは、LY型をOH中で、フルチューンのL型エンジンにソレックスという組み合わせで参加。ドライサンプ化まで実施するなど気合いの入った仕様だ。ドンガラにした室内にはロールケージを溶接留めし、トランクにはコレクタータンクを設置。


1973年式 フェアレディZ
S30Zベースというフェラーリ250GTOのレプリカ仕様。30年位不動車だったのを、4年ぐらい前に北村鈑金にてフルレストアしたそうだ。センター2本出しとなるマフラーもワンオフで製作したもの。エンジンルームにはウエーバー45DCOEで武装したL28型が収まる。


1977年式 フェアレディZ
このS31Zを所有して7年。エンジンはL28型改3L仕様で、ウエーバー44DCOEを装着。これに亀有製のクロスミッションを組み合わせる。ホイールはTE37Vの15インチで、その奥に収まるのはブレンボ製4ポット。リアにもHR30用キャリパーを流用するなど、スポーツ走行を楽しめる仕様だ。


1977年式 フェアレディZ

黒/赤2トーンでまとめたS31。プライベートで製作したL28型改3.1Lのフルチューンエンジンを搭載し、ソレックス50PHHやファクター改タコ足、φ80mmフルチタンマフラーをセットし、鋭いレスポンスの吹け上がりをみせる。ミッションは71Cクロス、ホイールはワークのエクイップだ。


1981年式 フェアレディZ
普通に街乗りにも使っているというこの130Zは、鈴鹿2分30秒、岡山国際1分49秒で走る駿足マシン。L28型改3.1L仕様のエンジンは、できるだけ下&後方に搭載して、運動性能の向上を図っている。また、ブレーキはR34ターボ用を流用した。ホイールはTE37Vの16インチだ。

【5】【6】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年 3月号 vol.009(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1982年式 日産 S・S・C・T 設立30周年記念イベント(全6記事)

photo : MOTOSUKE FUJII/藤井元輔、DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔、NostalgicSPEED/編集部 text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔

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