【ハコスカ編 その1】走り収めは富士スピードウェイで!|S・S・C・T 設立30周年記念イベント Vol.2

ハコスカ編 その1

       
旧車イベント振り返り【S・S・C・T 設立30周年記念イベント Vol.2】

【1】から続く

2015年の走り収めは富士スピードウェイで!  
S・S・C・T設立30周年イベントは「約束の日」併催でさらに盛り上がった。

 日産プリンスディーラー直系のオーナーズクラブであるSSCT(スカイラインスポーツクラブ東京)の設立30周年を祝うイベントが、2015年12月、富士スピードウェイ・レーシングコースで盛大に行なわれた。

 ハコスカやケンメリ、フェアレディZ、サニーといった日産車勢に加え、サバンナRX-3やスターレット、フォードGT40まで、バラエティに富んだ旧車たちが集結し、アクセル全開で駆け抜ける光景は圧巻のひとことで、ギャラリーの視線をクギ付けにしていた。今回は2015年のイベント模様を振り返りつつ、本気の旧車たちを紹介しよう。

スカイライン編 その1


LD28型クランクを組み込んだL28型改3.1L仕様のハコスカなど【写真19枚】


1969年式 スカイライン 2000 GT
これで2台目というハコスカは、亀有製φ89mmピストンやクロモリコンロッド、LD28型クランクを組み込んだL28型改3.1L仕様。ミッションはDR30純正を流用。ブレーキはブレンボ製キャリパーをセットするなど、制動力アップも抜かりなしだ。ホイールはパナスポーツの特注サイズだ。


1969年式 スカイライン HT 2000GT
純正オプションのレザートップ付きGC10に乗るオーナーは、大阪からの遠征組。エンジンはL28型改3.1L+ソレックス50PHHで、ボディにはリベット補強も施す。リップスポイラーはFD3S用を流用。ちなみに、カーボンのオーバーフェンダーは取り付け途中のためリアドアは開閉不可⁉︎  


1969年式 スカイライン 2000 GT-R
GT-Rのスペシャリストであるアール・ファクトリーが手がけたPCG10。富士や鈴鹿、筑波などサーキット経験も豊富なオーナーがベストタイムは2分00秒06というから驚きだ。ソレックス50PHHで武装したS20型ユニットは、ドライサンプ化することで高回転・高負荷時の油圧を確保。


1971年式 スカイラインHT2000GT-R
ホワイトボディの状態からフル補強を施したGT-R。2Lのままフルチューンを施したS20型エンジンにMSRキャブ(φ45mm)をセット。ミッションはクワイフ製シーケンシャルをオゴる本気チューンドだ。今回はTE37Vの15インチにフージャーのストリートラジアルを履いて走行。レーシングドライバーの伊藤さんも雨のFSWを快走していた。

【3】【4】【5】【6】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年 3月号 vol.009(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

S・S・C・T 設立30周年記念イベント(全6記事)

photo : MOTOSUKE FUJII/藤井元輔、DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔、NostalgicSPEED/編集部 text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔

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