ロングノーズのリトラクタブルヘッドライトが好きでセリカXXから乗り換えたオーナー|1991年式 トヨタ スープラ ターボR  Vol.1

1988年の改良時にフロントのデザインが変更されており、前期型はグリルが分割されていなかった。また1990年のマイナーチェンジでエンブレムが七宝焼風からトヨタマークに変更。

       
【1991年式 トヨタ スープラ ターボR  Vol.1】

「スープラを買おうと思った時、中古車市場にはツインターボRばかりだったんですよ。絶対にRが欲しかったわけではなく、2.5Lツインターボエンジンに乗りたかったんです」と語るのは、オーナー。ロングノーズのリトラクタブルヘッドライトが好きでセリカXXに14年間も乗り続けたオーナーが、70スープラを選んだのは必然だった。そして、「ツインターボRを選んだのは正解だった」と語る。

 1986年の70スープラのデビューは鮮烈だった。トヨタ2000GTの再来として、同車以来となる4輪ダブルウイッシュボーンを採用したほか、核となるエンジンに国内最強とうたわれた230psの7M‐GTEU型3Lターボを筆頭に、クラス最強185psの1G‐GTEU型2Lツインターボの直列6気筒を搭載。その他、デジタルメーターや8ウェイパワーの本革スポーツシートなどの先進・高級装備も投入し、スポーティーとラグジュアリーを融合。新たなフラッグシップ・グランドツアラーとして君臨した。

ツインターボR専用色のボディカラーであるダークグリーンマイカ。後期型で変更されたトヨタマークのエンブレムなど【写真17枚】




オーナーがもっとも好きだと言うリトラクタブルヘッドライト。ツインターボRはフォグランプがホワイト(他グレードは黄色)となるのが特徴。





5スポークの16インチは他の2.5Lツインターボと同じだが、このカラーはツインターボR専用。





新世代エンジンと強化した足回りで、GTカーからリアルスポーツへ変貌


【2】【3】に続く

1991年式 トヨタ スープラ ターボR(JZA70)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4620×1745×1300
ホイールベース(mm)  2595
トレッド前/後(mm) 1470/1475
車両重量(kg)  1520
エンジン型式  1JZ-GTE型
エンジン種類 直列6気筒DOHCツインターボ
総排気量(cc) 2491
ボア×ストローク(mm) 86.0×71.5
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 280/6200
最大トルク(kg-m/rpm) 37.0/4800
変速比 1速 3.251/2速 1.955/3速 1.310/4速 1.000/5速 0.753/後退 3.180
最終減速比 4.100
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 225/50R16(前後とも)
発売当時価格 336.7万円


初出:ハチマルヒーロー 2014年 05月号 vol.25(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1991年式 トヨタ スープラ ターボR (全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : AKIO HIRANO/平野 陽

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