ガレージの入口前に自宅を増築……でも問題ないスモールカー専用ガレージ|1965年式 トヨタ スポーツ800 Vol.4

これまで、230セドリック、117クーペ、イノチェンティ・ミニ、ホンダNⅠ〜NⅢ、スバルR2、ミニ・バン、ウーズレイオーネット、ミニ・マークⅢS、クラブマンエステートなどを乗り継ぎ、レストアしてきたオーナー。

       
【1965年式 トヨタ スポーツ800 Vol.4】

【3】から続く

OWNER’S VOICE/レストアは趣味で、S600とN360も自作です

これまで、230セドリック、117クーペ、イノチェンティ・ミニ、ホンダNⅠ〜NⅢ、スバルR2、ミニ・バン、ウーズレイオーネット、ミニ・マークⅢS、クラブマンエステートなどを乗り継ぎ、レストアしてきたオーナー。「あくまで趣味です」というが、楽しくてしょうがない様子。奥さんも若い頃、N360に乗っていたこともあって、旧車趣味には理解があるそうだ。

入口が狭く、中が広い、スモールカー専用ガレージ

 オーナーのガレージには、向かって右側にヨタハチとホンダS600、左側のやや広いスペースには、ホンダLN-Ⅰ360と作業中のS600が入っていた。「3台とも自分で仕上げたクルマです。S600は知り合いに頼まれて作業していますが、レストアはあくまで趣味です」という。パーツもかなりの量がストックされているが、入口が狭く、サイズ的にヨタハチまでしか入れないそうだ。



最初に左側を建て、右側を建て増ししたガレージ。しかも、左側に自宅を増築したため、ガレージの入口が狭くなり、スモールカークラスしか入らなくなってしまったガレージ。本人は小さいクルマが好きなので、何の不満もないらしい。

普通のサイズのクルマだとギリギリの幅だが、ヨタハチは両側にスペースがあるガレージ。レストアを始めた頃の1988年12月25日の日付の入ったウマをかけてあるヨタハチの写真など【写真42枚】




S600とN360の前には、モンキーとハーレーを止められるくらいスペースがある。その他、ベンチやサンドブラストのボックス、工具箱などが揃う夢の空間だ。





レストアには必須のホンダS800、パブリカ、ヨタハチ用の整備マニュアル類も完備している。塗装用の色見本があるのにはビックリ!   



1969年式 トヨタスポーツ800(UP15)主要諸元
SPECIFICATIONS 諸元
全長3610mm
全幅1465mm
全高1175mm
ホイールベース2000mm
トレッド前/後1203/1160mm
最低地上高175mm
室内長785mm
室内幅1250mm
室内高965mm
車両重量580kg
乗車定員2名
登坂能力sinθ0.441
最小回転半径4.3m
エンジン型式2U型
エンジン種類空冷水平対向2気筒OHV
総排気量790cc
ボア×ストローク83.0×73.0mm
圧縮比9.0:1
最高出力45ps/5400rpm
最大トルク6.8kg-m/3800rpm
変速比1速4.200/2速2.400/3速1.550/4速1.125/後退4.333
最終減速比3.300
燃料タンク容量30L
ステアリング形式ウオーム・セクターローラー式
サスペンション前/後ウイッシュボーン・トーションバー/非対称半楕円板ばね
ブレーキ前/後ツーリーディング/リーディングトレーリング
タイヤ前後とも6.00-12-4PR
発売当時価格59万2000円



初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 04月 Vol.168 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1965年式 トヨタ スポーツ800(全4記事)

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photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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