「ソアラに似合うホイールを仕入れといたで」|1985年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインカム24 Vol.2

ノンレストアの走行15万kmオーバーながら、ボディの程度は抜群。

       
【1985年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインカム24 Vol.2】

【1】から続く

 フルノーマルでボディで走行距離が4万5000km、車検2年付きで80万円のトヨタ ソアラ 2.0GT ツインカム24を衝動買いしたオーナー。

 購入後は当初の目的通り通勤の足としてフルノーマルのまま使っていて、1年の走行距離は1万km弱。その状態で3年半通勤に使用していた。それを知った愛三カーフィールド山田浩比虎社長から「もったいない、こんな状態のいいクルマはもう見つからないよ」といわれ、趣味のクルマに格上となり、通勤には使わなくなった。

 その後、転機が訪れる。山田社長から、「ソアラに似合うホイールを仕入れといたで」という連絡があったのだ。そのホイールとは、現在も履いている共豊のメイストーム。発売当時は世界初の17インチサイズのホイールとして注目されたもので、価格も非常に高いホイールだったのだが、そのメイストームのデッドストック品が手に入ったとのこと。一番似合うクルマは糸井さんのソアラだということからの連絡だった。

 しかも、「いらないならほかの人が欲しがってるから売っちゃうよ」とダメ押し。オーナーもメイストームをひと目見て、購入を決意。ところが実際に装着してみるとフェンダーとタイヤの隙間の大きさが気になるようになり、それを解消するために車高調も装着することになった。


デッドストックの新品ホイール。アラフィフ世代には懐かしい、共豊コーポレーションのメイストームなど【写真14枚】




内装はほぼノーマル。ダッシュ回りにも追加メーターなどを置かず、あえて純正のイメージをキープしている。





Defiのタコメーターはグローブボックス内に隠して装着。必要なときはグローブボックスをあけて数値を確認する。





「メイストームは気に入っていますが、パワーに対してタイヤのグリップが足りないので、ホイール交換をしたいですね。同時にブレーキも足りないので、ビッグローター装着やブレンボ、あるいは日産純正4ポットキャリパーへの交換をしたいです」とオーナー。そのあたりをきちんチューンナップしたうえで、その先はタービン交換なども視野に入れているそうだ。「車高ももうちょっと落として、スタンスネイションにも参加してみたい」と語ってくれた。




【3】に続く


1985年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインカム24(GZ10)
SPECIFICATIONS 諸元
● エンジン:1JZ-GTE型(ツインターボ)/HKS製ハイカム(IN264/EX264)、スライドカムプーリー、F-CON V Pro
● 吸気系:ワンオフアルミパイピング/トラスト製エアーインクス
● 排気系:ワンオフSUSφ80mmマフラー(メインφ80mm、出口φ100mm)
●点火系:トラスト製レーシングプラグ
● 冷却系:1JZ型用ラジエーター(加工流用)/トラスト製2層インタークーラー(GT-Rサイズ幅600mm加工流用)、
エレメント移動式13段オイルクーラー/ワンオフシュラウド
● 駆動系:5速MT載せ替え/OS技研製ツインプレートクラッチ/8インチデフに変更(プロペラシャフトも変更)/
GX71用リアメンバー(加工)/TRD製LSD
● 足回り:愛三カーフィールドオリジナルフルタップ車高調(リアコイルオーバー式に変更)
● タイヤ:ヨコハマ・DNAエコス (F)215/45R17 (R)215/45R17
● ホイール:共豊コーポレーション・メイストーム 17×6.8J +28
●インテリア:Defiタコメーター


初出:ノスタルジックスピード 2015年11月 Vol.008(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1985年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインカム24(全3記事)

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text : MAKOTO SHIOMI/塩見 誠 photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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