ビッグな「誕生日プレゼント」! 生誕70周年を迎える「トヨタ・ランドクルーザー 40系」(1960〜84年生産)の補給部品を復刻

ランドクルーザー 40系

       
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、ランドクルーザー生誕70周年にあたる8月1日、ランドクルーザー「40系」(1960~84年生産)の補給部品復刻を発表した。なお当該部品はトヨタ2000GT、A70/80スープラの補給部品販売を行う「GRヘリテージパーツプロジェクト」として復刻される予定。

「GRヘリテージパーツプロジェクト」は、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの想いに応えるべく、サプライヤーによる特別協力のもと既に廃版となってしまった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みだ。




ランドクルーザー 40系


歴代ランドクルーザー&レクサスLX/GXの【写真28枚】


 ランドクルーザー(TOYOTA BJ型)は1951年8月、強力なエンジンを備えた4輪駆動車として誕生。自動車として初めて富士山6合目までの登山に成功するなど、厳しい環境で高い走破性を発揮。以降、累計約1,040万台、年間30万台以上のランドクルーザーが、世界170の国と地域のユーザーに愛用されている。ランドクルーザーが守り続ける本質は「信頼性・耐久性・ 悪路走破性」だ。

 ランドクルーザーは「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」を使命とし、世界各地で数多くのユーザーに愛用されている。現行モデルに限らず、生産終了後数十年を経過した車両であっても同様だ。それぞれの車両が人の命や暮らしを支え、ときにはより豊かな人生を支える「現役選手」として活躍。現在では、レクサスLX/GXモデルも展開。今夏、フラッグシップモデルであるステーションワゴン型のランドクルーザーをフルモデルチェンジし、世界各地で発売予定となっている。


 70年に渡って人々の安全を支え続けてきたランドクルーザーだが、近年は、他の車種と同様、古いモデルについては、補給部品が欠品となってしまうケースが発生。愛着のあるランクルに乗り続けることができなくなるかもしれないという市場の声が高まっていたことも事実だ。

 そこで、「ユーザーがこれからも安心して安全に愛車にお乗りいただけるよう、要望が多く必要性の高い部品を復刻する」との考え方で、世界各地のランドクルーザー専門ショップやファンクラブ代表などからヒアリングを行い、その結果をもとに、40系の走る・曲がる・止まるに関連する重要機能部品(例 エンジン・駆動・排気系など)について、ヘリテージパーツとして再販売する調整を進めているという。発売は、2022年の初めごろ。準備が整ったパーツから順次発売される予定だ。

 また、TGRの特設WEBサイトでは、復刻の要望を伝えられるアンケートフォームが用意されている。よせられた意見は、次の復刻部品の選定に活用されるとのこと。

 TGRは、「これまでA70/A80スープラ、2000GTについてヘリテージパーツの供給を進めてまいりましたが、ランドクルーザーに関しては、この40系を皮切りにそれ以降の車両のパーツについても供給の検討を順次進めていく予定です」としている。70周年を迎えたランドクルーザーとそのユーザーに取っては、ビッグな「誕生日プレゼント」がもたらされたといえるだろう。

 TGRによりヘリテージパーツの復刻販売が、今後も拡大・定着していくためには、ユーザーのみなさんの後押しが必要不可欠だ。
アンケートフォームを通じて、ぜひ「生の声」を伝えていただきたい。

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