ハイブリッドらしいインテリア。ただし、レトロな雰囲気 × チューンドカー・テイスト|1971年式 日産 ブルーバード1800 SSS  Vol.2

ヘアライン仕上げのパネルにインストールされているのはオートメーター製のアメリカンマッスルシリーズ。

       
【1971年式 日産 ブルーバード1800 SSS  Vol.2】

【1】から続く

 こうした経緯で製作された510は、オーナーのコダワリと尾頭さんのクラフトマンシップが満載。エクステリアでもっとも目を引くのがオーバーフェンダーだ。

 オーナーはビス留めも考えたが、4ドアセダンの場合どうしてもリアフェンダーに切り込みが入る。それを嫌い、目一杯叩き出したあとに、グラスファイバーで成形してボリュームアップする手法をとった。これにより、通常の叩き出しより迫力が増しながら、ビス留めよりも上品なスタイリングを実現した。

 また、フロントフェンダーはFRP製をベースにワイド化。加えてフロントスポイラーも、オーバーフェンダーとのつながりが自然になるように加工するなど、ワイルドなバンパーレススタイルにコダワった。


ワンオフセンターコンソールのおかげで、カーナビもキレイにビルトイン。各所にワンオフアイテムを採用したインパネなど【写真27枚】




インパネの基本造形は純正と変わりないが、各所にワンオフアイテムを採用。オーナーの要望で製作されたフルアルミ製のセンターコンソールもワンオフ。




センタークラスター上部には燃料計と時計を設置。ワンオフセンターコンソールのおかげで、カーナビもキレイにビルトイン。






クルマ好きであれば、少なからずとも愛車に対してコダワリは持っているもの。


【3】に続く


1971年式 日産 ブルーバード1800 SSS(H510)
SPECIFICATIONS 諸元
● エクステリア:ブルーメタリックオールペイント(バンパーレス仕様)/
 フロントスポイラー/フェンダー加工
● エンジン:L18型改2.0L仕様
● 吸排気系:OERφ45mmキャブレター/極東製インテークマニホールド/
 亀有製タコ足/ワンオフφ60mmステンレスマフラー
● 点火系:MSD製DIGITAL 6A、プラグコード/マロリー製デスビ
● 冷却系:ワンオフアルミラジエーター、オイルクーラー
● 足回り:ワンオフフルタップ車高調
● ブレーキ:(F)S14用キャリパー+φ303mmローター (R)S14用キャリパー&ローター
● タイヤ:ネクセンN7000 205/40R16
● ホイール:ワーク・マイスターCR 16×8J
● 内装:ダッツンコンペステアリング/電動パワステ/スターロード製クーラー/
オートメーター製アメリカンマッスルシリーズ(スピード、タコ、油圧、水温、燃料、時計)/
ワンオフメーターパネル、センターコンソール、スカッフプレート/ヘッドライナー、ピラー、
カーペット張り替え/86用シート(レザー風カバー)/カーナビ/
ダイノマット&ダイノパット/ATL製80L安全タンク


初出:ハチマルヒーロー 2013年 11月号 vol.23(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1971年式 日産 ブルーバード1800 SSS (全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : KAZUHISA MASUDA/益田和久

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