どんなテール!? 北米コンクェストのテールランプがきっかけでUSDM系へ|三菱 スタリオン  ターボ Vol.4

エクステリアは、オリジナルカーボンボンネットやコンクェストドアミラーがポイント。大径ホイールもマッチングがいい。

       

「クライスラー・コンクェスト」レプリカ

1989年式 三菱 スタリオン 2600 ターボ GSR-VR その2

【3】から続く

 北米をはじめ、ヨーロッパやオーストラリアなどに輸出され、ワールドワイドに活躍していたスタリオン。だからこそ、ここで紹介するようなカスタムもひとつの方法といえるだろう。

 オーナーは、三菱車のプロショップとして数々の実績を残してきたシリウスの代表・関貴晴さん。そんな関さんの愛車は、「クライスラー・コンクェスト」レプリカ。とはいっても完全なレプリカを作るのではなく、ところどころにコンクェストのパーツを流用しつつ、USDMを意識したカスタムを施しているのだ。具体的には、テールランプやドアミラーなどをコンクェスト用にし、そのほかはオリジナルパーツなどを使い、個性的にチューン。ちなみに関さんいわく「購入時にコンクェストのテールランプが装着されていたので、クルマの方向性が決まった」そうだ。

 また、試作のハイカムやタービンのハイフロー加工など、愛車としてだけでなくスタリオンのパーツ開発にも活躍。その結果、車両のほとんどの部分に手が入ってしまったという。このように、愛車で得たノウハウをユーザー車にフィードバックする。そんな走る実験室的な意味合いも持つ1台だ。


クライスラー・コンクェスト用のテールランプなど【写真6枚】






コンクェストのステアリングやUSメーターベースのワンオフホワイトメーターでカスタム。






30万kmオーバーながら、腰下はノンオーバーホールというエンジン。ハイフロータービンやハイカムを組み、マロリー・ハイファイアーで点火系を強化。





絶妙な車高とツライチ加減がスポーティーなスタイル。テールはコンクェスト用で、マフラーはショップオリジナルだ。


1989年式 三菱 スタリオン 2600 ターボ GSR-VR(A187A)
SPECIFICATIONS 諸元
オリジナルカーボンボンネット/コンクェストテールランプ・ドアミラー/ホワイトレザー張り替えGSR-V用シート/コンクェストステアリング/ホワイトメーター/ブリッツ・デュアルSBC/ハイフロー加工タービン/純正加工ハイカム/マロリー・ハイファイアー/シリウスオリジナルマフラー/シリウスオリジナル車高調/FD3S用キャリパー&ローター/ワーク・VS-SS/ヨコハマDNA Sドライブ


初出:ハチマルヒーロー 2014年 02月号 vol.24(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1989年式 三菱 スタリオン 2000 ターボ GSR-V / 2600 ターボ GSR-VR(全4記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MAKOTO INOUE/井上 誠

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