GSR‐VRから、2000 ターボ GSR-Vへ乗り換えたオーナー|三菱 スタリオン  ターボ Vol.2

ベース車の状態がよく、納車時にヘッドのオーバーホールやショックの交換を行ったので、今では安心して最近のクルマのように接しているとのこと。

       

手もとにきたばかりの新パートナーに大満足

1989年式 三菱 スタリオン 2000 ターボ GSR-V

【1】から続く

 ここに登場するスタリオンのオーナーは、根っからの三菱車フリーク。父親がギャランΣを所有していて近所に馴染みのディーラーがあった影響もあり、ミラージュサイボーグを購入。そして、その後もE39ギャランVR‐4(2台!)やレグナムなど、とにかく三菱車ばかり乗り継いでいる。その車歴のなかに当然スタリオンも含まれており、現在の愛車は自身2台目のスタリオンということになる。

「以前からスタリオンのスタイリングが好きだった」と話すオーナーだが、当時は高価で断念。その代わりにと購入したのが、前述のミラージュというわけだ。しかし、その思いを実現するべく2年ほど前に入手。それはGSR‐VRで、かなり手が入れられた個体だったという。そして購入後ひとしきり満足したオーナーだったが、グループAマシンの姿に憧れていたこともあり、「ダッシュエンジンにも乗りたい」という思いもあった。そして運良く今年9月、愛車のメンテナンスなどを任せているショップにコンディションのいいGSR‐Vが入ったという情報を耳にし、思い切って代替えしたそうだ。

 オーナーの手元に来てからまだ数カ月しか経っていないため、購入後の走行距離は1000kmほど。しかしロングドライブが好きということで、時間のある休日にはドライブを楽しんでいるという。また、ベース車の状態がよく、納車時にヘッドのオーバーホールやショックの交換を行ったので、今では安心して最近のクルマのように接しているとのこと。オーナーとスタリオンのカーライフは、これからもっと盛り上がることだろう。

OWNER’S VOICE/手もとにきたばかりの新パートナーに大満足

 始まったばかりのGSR-Vとの生活に、撮影中も終始目を細めていたオーナー。「ほぼ完成しているので、とくに手を入れたいところはありません」と言うように、現状にとても満足している様子。その一方で「イジりたい願望」もあるようだが、「以前の愛車はけっこう手が入っていたので、しばらくはノーマルのまま乗ります」とコメント。また、「GSR-VRもノーマルのままATでゆったりと乗ってみたいですね」と、新たな目標を掲げていた。


個体の状態の良さを物語る、キレイなエンジンルームなど【写真14枚】




灯火類のスイッチをメータークラスター両側に配したことが特徴的なインパネ。ステアリングさえも純正だ。内装色はブラックのほかにダークレッドもあった。





キレイなエンジンルームが、個体の状態の良さを物語る。基本的にはノーマルだが、冷却対策としてショップオリジナルのカップリングファンキットを装着。






ベース車の状態がよく、納車時にヘッドのオーバーホールやショックの交換を行ったので、今では安心して最近のクルマのように接しているとのこと。




1989年式 三菱 スタリオン 2000 ターボ GSR-V(A183A)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4410×1695×1320
ホイールベース(mm)  2435
トレッド前/後(mm) 1410/1390
車両重量(kg)  1240
エンジン型式  G63B型
エンジン種類 直列4気筒SOHCターボ
総排気量(cc) 1997
ボア×ストローク(mm) 85.0×88.0
圧縮比 7.5:1
最高出力(ps/rpm) 170/5800
最大トルク(kg-m/rpm) 26.0/3000
変速比 1速 3.369/2速 2.035/3速 1.360/4速 1.000/5速 0.856/後退 3.578
最終減速比 3.909
ステアリング ボールナット
サスペンション ストラット(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 215/60R15(前後とも)
発売当時価格 252.7万円


【3】【4】に続く


初出:ハチマルヒーロー 2014年 02月号 vol.24(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1989年式 三菱 スタリオン 2000 ターボ GSR-V / 2600 ターボ GSR-VR(全4記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MAKOTO INOUE/井上 誠

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