ジェットターボを装備した、日産の最上級スペシャリティー|1988年式 日産 レパード XS-Ⅱ Vol.2

直線基調の独特な形状のインパネ。各種ウォーニングランプがダッシュボード中央に並べられているのは初代の名残。

       
【1990年式 1988年式 日産 レパード XS-Ⅱ Vol.2】

【1】から続く

 パワーユニットも注目すべき点は多く、最上級のアルティマに搭載される3LV型6気筒DOHCのVG30DE型は、日本初の4カム、4バルブ、ツインスロットルエンジン。最高出力は185psを発揮し、NVCS(可変バルブタイミングコントロール)や気筒別燃焼制御システムなど、日本初、世界初となる新機構も採用された。

 一方XS系に搭載される2LV6ターボのVG20ET型は、ジェットターボと呼ばれるシステムを採用したことが特徴。ジェットターボとは可変ノズルターボの一種だ。エンジンの回転数や運転状況に応じてタービンに備えられたフラップの角度を変化させることで、低速から高速まで理想的な過給特性を実現するというもの。つまり、ターボのデメリットである「ターボラグ」を抑制し、優れたレスポンスと力強い加速性能を両立したユニットというわけだ。また、ジェットターボ仕様のVG20ET型は、Y30セドリック/グロリアにも搭載されたが、レパードには空冷式インタークーラーが装着されたことで、よりハイパワー化を実現した。


8連ヘッドランプ採用の端正なマスクなど【写真17枚】


1988年式 日産 レパード XS-Ⅱ(F31)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4680×1690×1370
ホイールベース(mm)  2615
トレッド(mm) 1435(前後とも)
車両重量(kg)  1370
エンジン型式  VG20ET型
エンジン種類 V型6気筒SOHCターボ
総排気量(cc) 1998
ボア×ストローク(mm) 78.0×69.7
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 155/5600
最大トルク(kg-m/rpm) 21.3/3600
変速比 1速 2.785/2速 1.545/3速 1.000/4速 0.694/後退 2.272
最終減速比 4.111
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 205/60R15(前後とも)
発売当時価格 306.9万円

【3】に続く








XS-Ⅱにはバケットタイプのハイサポート・スポーティーシートを装備。シースルータイプのヘッドレストも、このシートだけの装備。





全車に先進的なグラフィカルデジタルメーターを装備。回転計や水温計などが立体的なデザインとなっており、ブルーの盤面が斬新。燃料計は、デジタルとアナログの両方で同時に表示される。




初出:ハチマルヒーロー 2014年 02月号 vol.24(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


1988年式 日産 レパード XS-Ⅱ(全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖

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