待望された「GT‐Rの再来」実際に与えられた名は?|1983年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボRS Vol.1

エアロクラフトタイプのスポイラーを装着し、PIAA製フォグランプをインストール。DR30定番のスタイルに仕上がっている。

       

「史上最強」はダテじゃない! 4バルブDOHCにターボを装着

【1983年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボRS Vol.1】

 半世紀以上にもわたる長い歴史を誇るスカイライン。そのなかで、わずか2年10カ月の短い期間で50勝という金字塔を打ち立てたハコスカGT‐Rや、自動車排ガス規制のあおりを受けてわずか197台しか生産されなかったケンメリGT‐R、グループAでデビュー以来全戦全勝を成し遂げたR32GT‐Rなど、歴史に名を残してきたモデルは多い。そしてDR30も、長い歴史において欠かせない1台といえる。

 1981年8月の6代目R30デビューから2カ月後に登場したDR30は、かつてのレーシングカーR380用GR8型やR382のGRX型で培われた経験とノウハウが反映され、S20型以来のツインカム4バルブエンジンとなったFJ20E型を搭載。多くのスカイラインファンに「GT‐Rの再来か!?」と思わせたが、実際に与えられた名は“RS”。

 そう、DR30は4気筒であるがゆえ、GT‐Rを名乗れなかったのだ。しかし“RS”はレーシングスポーツの略。自然吸気ながら150psというパワーを発揮し、その名にふさわしいパフォーマンスを示して多くの人々を魅了したのである。


完ペキなエンジンルームの仕上がり具合など【写真25枚】



ヘッドライトは分解して内部を再メッキするという凝りようで、バルブはHIDに変更されている。また、ヘッドライトウオッシャーは「使ったことはありませんが、たぶん作動するでしょう」とオーナー。





純正っぽいドアミラーは当時のオプション品だとか。サイズがひと回り小さいのが特徴だ。





サイドのデカールはレプリカ品。しかしクオリティーの高さは抜群で、純正と見分けがつかないほど。


【2】【3】【4】【5】に続く

1983年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボRS(DR30)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4595×1665×1360
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1410/1400
車両重量(kg)  1175
エンジン型式  FJ20ET型
エンジン種類 直列4気筒DOHCターボ
総排気量(cc) 1990
ボア×ストローク(mm) 89.0×80.0
圧縮比 8.0:1
最高出力(ps/rpm) 190/6400
最大トルク(kg-m/rpm) 23.0/4800
変速比 1速3.321/2速1.902/3速1.308/4速1.000/5速0.833/後退3.382
最終減速比 3.900
ステアリング ボールナット
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 195/60R15(前後とも)


初出:ハチマルヒーロー 2014年 02月号 vol.24(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1983年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボRS(全4記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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