ニスモ・ソレックス44パイ|個性際だつS30Z 「G」のみに与えられし特権 3

直列6気筒2.4リットルのL24型エンジン。ヘッドカバーに2400の文字が入るのは輸出仕様。インマニはレアなハヤシレーシング製を装着する。


 フェアレディ240ZGの魅力に惚れ込み、全国各地を回って、程度のよいZGを探し、ようやく手に入れたという川西正彦さん。

 実は、もう1台、ハコスカも所有する根っからの旧車好きだ。

 これまでもさまざまなクルマに乗り、チューニングやモディファイを楽しんできた川西さんが、最終的にたどり着いたのが旧車だった。今のクルマが失ってしまった個性が色濃く残り、自分で手を入れていく楽しみを残す旧車の魅力にハマり、気がつけばハコスカだけでは飽き足らず、フェアレディZも入手することになっていた。

 ただ単にクルマをレストアしてきれいに仕上げたり、完成されたクルマを購入してガレージに飾ってながめるというのではなく、実際に仲間とツーリングに行ったり、メンテナンスやレストア、チューニングといった作業自体も楽しんで行うというのが川西さん流の旧車との付き合い方だ。とはいえ、やはり「旧車はベースの状態が重要。安物買いの銭失いという例も散々見てきた」ということで、程度の良さにこだわり1年以上かけて何台もの240ZGを見て納得できるものを探したという。

 実際に入手してからは、あまり手を加えず、外装のオールペイント、ハヤシのホイール、車高調キット、ニスモ・ソレックスφ44mmのキャブレター、等長タコ足などを組み込み、240ZGがより美しく見えるやや低めの車高にセットし、ダイナミックな走りを楽しんでいる。

 フェアレディ240ZGのエンジン
ニスモ・ソレックスφ44mmのキャブレターにハヤシレーシングのインテークマニホールドを組み合わせ、等長タコ足を装着しファインチューニングを施したL24型エンジン。実は、もう1台のハコスカのエンジンは、キャブレターにフルブラストをかけて、ヘッドカバーもクロームメッキ化しピカピカに仕上げたばかりなんだとか。

フェアレディ240ZGのコーションプレート
240ZGのみカタログ上では、HS30Hと表記されるが、車体番号を表すプレートには他の240Z同様HS30としか表記されない。


フェアレディ240ZGのインパネ
程度の良かったインテリアはステアリングをダッツンコンペに交換した以外はオリジナルのまま。時計や8トラックのカセットはZGのみに標準装着された。



掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年10月号 Vol.147(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo:Hirotaka Minai/南井浩孝

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