「だいぶ軽るーなっとる」FRPパーツでさらに軽量化!|PB110 サニー エクセレント|OS技研 TC16-C1 後編 Vol.1

8月末に訪ねた時は順調にボディの製作が進み、タイヤが装着されて着地していた。ボディのほうは完成形が見えてきたようだ!

       
【PB110 サニー エクセレント 後編 Vol.1】

 緊急スタートした、OS技研ワークスのクラシックカーレース参戦車両、PB110サニーエクセレントの製作レポート。
8月末に訪ねた時は順調にボディの製作が進み、タイヤが装着されて着地していた。ボディのほうは完成形が見えてきたようだ!  

 猛暑がひと段落した8月末、約4カ月ぶりにOS技研にお邪魔した。前回初めて見せてもらったPB110サニーエクセレントのレースカーは、ほぼドンガラ状態で、ボディ各部の補強が行われていた。その時は、7月くらいには走らせるような話しが……。

 さっそくエクセレントを製作しているピットをのぞいてみると、そこにはフェンダーやドアが装着され、地面に着地したエクセレントの勇姿があった。

「リスタードで型から起こしたフロント回りとボンネット、フェンダー、ドア、トランクをFRP製に変更したから、だいぶ軽るーなっとる。レギュレーションで足回りは大幅に変更できん。タイヤも13インチのスリックじゃけ、ブレーキも小さいのしか入らんのじゃ。止める、曲げるはドライバーの仕事じゃけ、なんとかするじゃろ(笑)」と岡崎匡治会長。

マシニング加工の順番待ちとなっているTC24-B1Zのヘッドなど【写真32枚】

【2】【3】に続く





純正のフェンダーやテールレンズを使用するリア回り。トランクリッドのリアスポイラーはかなり立った状態で装着される。ちなみに、リアのオーバーフェンダーは仮付け状態で、タイヤサイズによっては、あと4cmくらい大きくなるかもしれない。






日産ワークス風のレーシングジャケットを装着したフロント回り。レギュレーション上、スポイラーの形状やサイズを大きくできないそうだ。






エンジンルームは、ブレーキの配管や各種ハーネス類が装着され、エンジンの完成を待つばかり。ストラットタワーバーは3点支持で剛性をアップするようだ。



初出:ノスタルジックスピード 2015年11月 Vol.008 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


PB110 サニー エクセレント(全4記事)


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photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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