最高時速210キロのハイパフォーマンス|個性際だつS30Z 「G」のみに与えられし特権 2

エアロ・ダイナノーズは、FRPで構成され、バンパーはスチールを芯にウレタンでカバーされている。

標準ボディに比べて190mm全長が長くなるエアロ・ダイナノーズとオーバーフェンダーを備えた240ZG。グランドエフェクトとしての効果は絶大で、当時としては驚異的なCd値0.39を誇った。

 最高速も、240Z、Z-Lが205km/hなのに対し、5km/hプラスの210km/hを達成する。これは最高出力で10ps上回るZ432と同スペック。

フェアレディの40ZGのリアエンブレム

 市場の人気に呼応するように、モータースポーツの主力モデルも、Z432から240Zに移行していく。
 
 レースでは空力性能に優れた240ZGが主力となり、ラリーでは240Zが使用された。70年の全日本富士1000kmレースでデビューウイン、71年のサファリラリーでは1、2フィニッシュを果たすなど、国内外のモータースポーツで成功を収めたのは、Z432が搭載したS20型エンジンよりもトルクが厚く扱いやすかったというL24型エンジンの存在がある。独特のスタイリングとモータースポーツでの活躍が240ZGの人気を決定づけた。

フェアレディの40ZGのエンブレム
ノーズ先端のエンブレム。色が抜けてしまったが、レプリカとは厚みと質感が違うとのことで、オリジナルを残している。



フェアレディの40ZGのマフラー
オリジナルと同様に縦デュアルのマフラーを備える。縦デュアルのマフラーはZ432で標準だったが、240Zではオプションとして設定されていた。




掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年10月号 Vol.147(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo:Hirotaka Minai/南井浩孝

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