「イベントとかに行っても、同じクルマに会うことはマズないですね」|1973年式トヨタ カリーナ ハードトップ 1600 GT Vol.3

クルマ入手の縁、知り合いだったKハウスとの縁がきっかけで、カリーナを愛することになった大根田サン。今では奥さん、お子さんとともに旧車のあるライフスタイルを楽しんでいる。

       

後世へと語り継がれていく貴重なモデル

【1973年式トヨタ カリーナ ハードトップ 1600 GT Vol.3】

【1】【2】から続く

 チューニングの内容は、2T-G型ではおなじみの1750ccボアアップを皮切りに、OERφ45mmキャブ、トラストのタコ足、TE 71最終モデル用フルトラ&オルタネーター、AE 86用フロントストラットの移植など、「定番のメニューばっかりですよ」と大根田さん。しかし、ルックスに関しては「オバフェンを付けずに、ギリギリどこまで攻められるか? 」を試したタイヤ&ホイールのコンビネーションでどこにもないオリジナリティを発揮している。

「イベントとかに行っても、同じクルマに会うことはマズないですね(苦笑)。その代わり、同じカリーナの人と出会ったら、必ずつながるようにしています。パーツとか、同車種のオーナーでないと分からない話ができますから」

 こうしてまた一台、貴重なモデルが後世へと語り継がれていく。

OWNER 大根田靖浩さん

クルマ入手の縁、知り合いだったKハウスとの縁がきっかけで、カリーナを愛することになった大根田サン。今では奥さん、お子さんとともに旧車のあるライフスタイルを楽しんでいる。






バッテリーをトランクに移動したせいで、スッキリと見えるエンジンルームなど【写真20枚】



ステアリングに選んだのは、クラシカルな雰囲気のアピールと操作性のよさを兼ねるナルディのウッドタイプ。





AE86用のストラットに車高調、ネガキャンアダプターを組み合わせたオリジナルのフロントサス。ブレーキもハチロク用ベンチレーテッドディスクへと進化を遂げていた。



1973年式トヨタ カリーナ ハードトップ 1600 GT
SPECIFICATIONS 諸元
● エクステリア:前後フェンダーツメ折り、
エンブレム類スムージング
● エンジン:2T-G型改1750ccボアアップ、
他車用ラジエーター、TE71最終用ICオルタネーター、
1Gエンジン用セルモーター
● 吸排気系:OERφ45mmキャブ、原田商会製インマニ、
トラスト製4-2-1エキゾーストマニホールド、
自作マフラー
● 点火系:TE71最終用フルトラディストリビューター、
FET製プラグコード、MSD製ブラスター2コイル
● 駆動系:TRD製LSD
● 足回り:(F)AE86用ストラット移植、
ネガキャンアダプター、(R)GAB製ショックアブソー
 バー、強化コイルスプリングカット
● ブレーキ:(F)AE86用ベンチレーテッドディスク
● タイヤ:ATRエコノミスト 165/50R15
● ホイール:アメリカンレーシング(F)15×8J±0、
(R)15×8.5J −6
● 内装:ナルディ製ウッドステアリング(φ360mm)、
バケットシート


初出:ノスタルジックヒーロー 2014年 12月号 Vol.166(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1973年式トヨタ カリーナ ハードトップ 1600 GT(全4記事)

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text : AKIO SATO/佐藤昭夫 photo : RYOTA SATO/佐藤亮太 

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